折角だから、今思うことを書き留めておこうと思う。
審判やら規定やら、疑惑等も散見された大会だったけど、それはちと脇に置いといて。
今大会も笑顔と涙の入り交じる、素敵な大会だったと思う。感動をありがとうございました!
そんな中で、ちょっと気になったのが。結弦くん(フィギュア男子)の発言。
結弦くん:「努力は報われないんだなって」
みんな、これを聞いて、どう感じたのだろう?
「そんな事言うなよ」「トップアスリートが」「夢を壊してる」
そう、思ったのだろうか。
確かにそれも、一理あるだろうなとは思う。
いやね。ぶっちゃけちゃえば、そういう反応をネットで見たから書きたくなったわけなんだけどもさ。
それらを読んで、俺は、徐ろに…学童館で指導員をしていた頃のことを思い出した。
怪我をすると、子供達は痛みと感情の制御が出来ずに泣き叫ぶ。年配の指導員は
「そうねえ~、痛いわね~。消毒しようね~」
って言ってたが。
あの頃も。今もやっぱり、それは違うだろ、と思ってしまう。そんな声かけじゃ、心配そうに「大丈夫?」と連呼する周りの小学生と変わらなくないか?
「怪我したんだから、痛いの当たり前だろう?」
と、俺は言ってた。
大抵の子供はそれで、きょとん。としていた。それから、「あ、そっか。そうだよね」と納得する。そう言う顔が見えたらもう一押し。消毒しながら、
「だから、友達にも怪我させないように気を付けようね。こんな痛い思いさせたら、かわいそうだよね?」
ただ、学んで欲しかった。
子供はそんなに馬鹿じゃない。だから、
「努力すれば夢は報われる」
そう言われて育つと、大きくなってからその身にそれが降りかかって失敗した時に、
「大人の世界は綺麗事」「大人は嘘ばかり吐く」「建前と見栄の世界」
そうして、不信感が募って行くんだ。
結弦くんが発言したことを否定しなくても、たった一言、
「そうだね。だからまた、努力するんだよ」とか、
「だけどさ、次また頑張って挑戦したらかっこいいよね!」とか、
「回転は審判に認められたんだよ。失敗しちゃったけど、世界で初めて四回転アクセル跳んだんだよ」とか、
ポジティブに変えてあげられたらいいなあと感じる。
そうして導いてあげるのが、大人の役割じゃないのか? と。思った。
オリンピックは、各国のメダル競争じゃない。個人的にはそう思う。
選手達にとって、いろんな目標があっていいはずだ。いろんな感想があっていいはずだ。そして、「感動をありがとう」というのなら、発言についても真摯に受け止められたらいいなと思う。
かつて、吉田沙保里選手が金を取れず悔し涙に濡れて、
「ごめんなさい…!」
とテレビに向かって謝った。
選手に、そんな事を言わせていいのだろうか? そう言う国って、悲しくないかね。あの会見で見てる人は、大概、「いやいや、こちらこそありがとう、お疲れ様でした。頑張ったよね」って、思わなかっただろうか。
それならば。と…あの発言に対する一部の感想が、心に引っかかってしまった。
ま。やっぱりいつもの個人的感想だけどね!
沢山の感動を頂いたからこそ、また頑張ってね! と、選手達に伝わって欲しいなと、思った。
さて。
明日から二連休だ~♪♪ どうなるかな。予定=うちの旦那w