弁護士辻孝司オフィシャルブログ

京都の弁護士辻孝司のブログです
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誘導尋問 ~弁護技術を生活に Vol.3 ~

2012-05-03 09:15:20 | インポート

誘導尋問・・・・・

簡単に言えば、「はい」「いいえ」で答えられる質問のことです。

   

たとえば、

Naihu2 「あなたは、今朝、ジョギングをしましたね。」

「そのとき、裁判所の前を通ったのですね。」

「そこで、この事件を見たのですね。」

「犯人は、右手に包丁を持っていたのですね。」

これらはすべて、「はい」か、「いいえ」で答えられる誘導尋問です。

    

この誘導尋問は、証人に自由に話をさせないことができるので、

証人尋問をコントロールしやすくなり、尋問者の思うままに証言させることができる

という長所があります。

他方で、証人自身はほとんど何も話さないので、証人はストレスがたまり、

証言を聞いている裁判官に事実を受け入れてもらいにくいという短所があります。

   

Syouninn1 そこで法廷では、不利なことを証言する敵側証人に対する反対尋問

では、証人をコントロールするために誘導尋問を駆使し、

裁判官に受け入れてもらいたい事実を証言する味方の証人には

誘導尋問を使わないようにします。

      

あなたも会話するときに、相手をやりこめたいときは誘導尋問を駆使し、

相手から話を引き出したいときには誘導尋問を使わず、

「どうして?」「それから、どうしたの?」などと5W1Hを使って質問してみてはどうでしょう。

Kaiwa2


憲法記念日

2012-05-03 08:41:37 | インポート

Jiyuu_3   

   もっと誇りに思っていいとおもう。

    

    

     

前  文 

日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものてあつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

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