「半沢直樹」に続いて話題のドラマ
「リーガルハイ」 (フジテレビ・水曜10時)
見たい、見たいとと思って録画していながら、忙しくてなかなか見れなかったのですが、ようやく、まとめて第4話まで見れました!
第1弾の前作よりもコメディー色が強くなってしまって、設定のリアリティーはちょっとダウンかな?と思いますが、堺雅人の弁護士役「古美門研介」の弁護活動は相変わらず勉強になります!
第4話、テーマは 近隣問題
隣同士に住む家族の主婦同士が対立し、とうとう刑事事件に....
東山冬海は、隣人の西平なつに、ハサミで腹を刺されてしまいます。
ところが、判決は無罪。冬海が先にゴルフクラブで殴りかかっていたことで、正当防衛が認められて、なつは無罪になります。
判決に納得のいかない冬海は、損害賠償の民事訴訟を起こします。
その民事訴訟の口頭弁論で、古美門が弁論をするのですが、
ストーリーテリングが抜群です!
「多くの庶民にとってマイホームは夢です。
東山冬海さんもそうでした。
郊外の住宅地に新築の一軒家を購入した彼女は、新居での新生活に夢をふくらませました。
同じ大安の日、西平なつさんの一家も隣に引っ越してきました。
冬海さんとなつさんは年齢も同じ、家族構成、息子の年齢、夫もサラリーマン、すぐに意気投合し、親友となったのです。
頻繁に両家を行き交い、調味料を借り合い、洋服を貸し合い、息子たちにピアノを習わせ、休みの日にはパーベキューをともに楽しみました。
なんて理想的な隣人同士でしょう。
しかし、この関係は長くは続きませんでした。
なぜ、デスパレートな関係になってしまったのか?
しょせん隣の芝生は青いのです。」
台詞の組み立ても抜群です。
シンプルなテーマから入り、短い文章で次々に話を展開していきます。
古美門のデリバリー(伝え方)も抜群!
緩急強弱を自在に組み合わせ、滑舌良くスピード感のある話し方と間の取り方、
こんなストーリーテリングだったら、裁判員を退屈させることなく、興味津々にさせることができることは間違いありません。
見終わって、思わず真似をして、練習してしまいました。
ドラマの中では、ここで裁判長(広末涼子)が介入してきます。
法廷の中央に出てきて熱弁をふるう古美門に向かって、
「原告代理人、前に出ないように言ったはずです。今度、前に出たら廊下に立たせます。」
とクールに注意します。
古美門は、「失礼しました。」 といったんは引き下がりますが、
いつの間にか裁判長の横の席で熱弁!
とうとう 「私は法廷秩序を乱しました」 という紙を持たされて廊下に立たされます。
じぇ!じぇ!じぇ!
法廷で前に出たら廊下に立たされる!
裁判員裁判でいつも前に出ている私もヤバイかも!
水曜10時、弁護士は必見です!
詳しくはフジテレビのHPで。
http://www.fujitv.co.jp/legal-high/index.html