九州大学で開催されていた「法と心理学会」のワークショップで報告してきました。
ワークショップのテーマは「法と人間科学から見た加害者臨床の展望」
立命館大学のサトウタツヤ教授、北海道大学の仲真紀子教授の企画です。
司会は、成城大学の指宿信教授、いつもお世話になっています。
私以外の報告者は、立命館大学の中村正教授、韓国相談心理治療学学会長の趙倞徳教授、龍谷大学の石塚伸一教授というそうそうたる面々でした。
そんな中で、一体どんな報告をしたらいいことやら・・・・
まあ、正直に、できることをやるしかないと開き直って、概ね以下のような内容を報告。
【報告概要】
これまでの刑事裁判では、原因・動機、被告人の特性については軽視されてきた。
原因・動機は、
金欲しさ、嫉妬、憤怒、性欲、ストレス、自暴自棄で片づけられ、
被告人の特性も、
短絡的、自己中心的、身勝手、粗暴、残忍、冷酷、規範意識が鈍磨
という言葉を並べて説明されてきた。
しかし、それでは、裁判員は納得しない。
原因や被告人の特性が分からなければ、犯罪結果へのおそれから重罰化する。
被告人の更生に役に立つこともないし、被害者や被害者遺族も納得していない。
そこで、情状心理鑑定のような加害者臨床の視点が必要となってきている。
もっとも、
①裁判官、検察官、弁護人が消極的である。
②被告人自身が拒絶的である。
③被害者感情と対立する。
といった困難もある。
それでも、修復的司法、治療的司法、司法と福祉、医療の連携ということを考えて、適正な刑罰を科すためには、情状心理鑑定、加害者臨床の視点が重要である。
というものです。
うまく伝えることができたでしょうか?
さて、博多には一泊だけでしたが、
夕食には、「もつ鍋」 をいただきました。初めて食べましたが、うまい!
一泊二日の間に、博多ラーメンも2回いただきました。
そして、びっくりしたのがエスカレーター!
東京は右を開けるだとか、大阪は左を開けるだとかといった論争がありますが、
九州では、エスカレーターで歩くことは禁止!
右とか、左とかを空けてはいけません。
確かに、エスカレーターを歩いている人はいませんでした。
うーん、どうするのがいちばん合理的なのか?
よくわかりませんが、とりあえず、東京も大阪も博多も、ルールを決められるとみんなそれに従うって、やはりマナーの良い国ですね。
先生の講演… 先生のお話を実際に生でお聞きしたいと常々思っておりますが、一般の主婦にはなかなか、きっかけも機会もなく残念に感じています。
エスカレーター……
東京でOLをしていた頃は、東京駅のあの長いエスカレーターの右側をかけ上っていました。
関西で生活しました時には、なかなか立ち方向に慣れるのに大変でした。
今は子供もおりますので、九州のルールには大賛成です。エスカレーター事故、案外多いですからね。
先生、最後に余計なお世話でしたら、本当に申し訳ありませんが、ブログのウェブページの「相談,依頼はこちらから」が先生の以前の事務所になっています。
余計なことでしたら、ごめんなさい!! コメントごと削除しちゃってください。
気付いていませんでした。早速変更しました。