京都テルサホールで、京都府の企業の「企業内人権啓発推進員」を対象とした企業研修で、「セクハラと企業リスク」 について講演してきました。
セクハラが問題として認識されるようになったのはずいぶんと昔のことですが、依然としてセクハラというのはあります。
時に、犯罪行為になってしまうような重大なセクハラも起こっています。
女性社員にだけお茶くみをさせている。
宴席で、女性社員を男性上司の隣に座らせる。
宴席で、女性社員にお酌をさせる。
女性社員を「くん」「ちゃん」を付けて呼ぶ。
女性社員の髪、肩、手に触る。
「結婚は?」「子どもは?」と尋ねる。
「男らしくない」「女らしくない」と叱責する。
女性社員をしつこく食事に誘う。
女性社員に何通もメールを送る。
こうした事例は、ややもすると職場の中で見かける光景かもしれません。
もちろんこうした言動も、不快感を感じさせるものであってセクハラになりうるのですが、
こうした言動が常態となっていることが原因となって、重大事件に発展してしまいます。
女性社員を食事に誘っている段階であれば、口頭指導で終わるかもしれないのですが、
それくらいなら・・・ と放置していると、
とうとう食事に行ってしまって、その後、体を触られたり、ホテルに誘われたり・・・・・
下手をするとストーカーに!
という事態になってしまいかねません。
日頃からアンテナを張ったり、繰り返し研修したりして、セクハラが起こらないように注意していることが必要です。
早めの対応が大切です。