大阪東署事件と可視化問題

　　　　

被疑者取調べ録画研究会（代表：成城大学指宿信教授）主催の公開研究会に

参加しています。（京都弁護士会館）

講師は、大阪弁護士会の秋田真志弁護士。

2010年9月に大阪東署における取調べで、刑事が怒鳴りつけている様子が録音され、

マスコミでも大きく取り上げられた事件についての研究会です。

取調べをした刑事は、脅迫罪で罰金30万円の有罪判決を受けています。

この録音、私のパソコンにも保存されていて、ロースクールの授業で聞かせた

りしています。テレビドラマや映画どころではない迫力です。

　　　　

7月4日には、最高検が「検察における取調べの録音・録画についての検証」結

果を発表しましたが、まだまだ全面的可視化にはほど遠い内容です。

怒鳴ったり、脅したり、餌で釣ったり、誘導したり、あれやこれやの巧みな手段で、

無実の人からでも自白を引き出してしまう、そんな捜査が行われないよう一日

も早く、取調べの全過程の録音録画が必要です。

　　　

最高検発表に対する日弁連コメント

http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2012/120705.html

夏は間近！祇園祭！

　　　　

7月、いよいよ祇園祭です。

プロフェクト法律事務所は「函谷鉾」町にあり、まさに、祇園祭のど真ん中！

もう、毎晩お囃子の練習が聞こえてきます。

7月の地下鉄ポスターのテーマも、「函谷鉾」の由来です。

　　　

故事にちなんで、鉾のどこかには、金の鶏が祀られているそうですよ。

地上からは見えないようですが、ビルの上からなら見えるかも!!

前懸は旧約聖書創世紀の説話「イサクに水を供するリベカ」を題材にした16世紀の毛織物の

タペストリーだったり、見送りが「エジプト天空図、前掛が「モン・サン・ミッシェル」だったり、

アラビア文字が使われていたりと、伝統的なお祭りなのに、国際色ゆたかです。

トウモロコシとたこ焼きを食べる前に、じっくり観察してみましょう。

詳しくは、函谷鉾のHPへ　http://www.kankoboko.jp/

HPから祇園囃子も聞くことができるので、部屋の中でも祇園祭気分が味わえます。

　　　　　

地下鉄ポスターのバックナンバーはこちらから。おもしろいですよ。

http://www.profecto.jp/about/ad.html#subway