米国株で自由を手に入れる日記

40代の一般男性が米国株投資によって経済的自由を手に入れるまでの全記録

続・投資する会社をどう選ぶか

2021-02-19 04:14:51 | おすすめ投資方法
このブログでは株式投資、いわゆる株の魅力をお伝えしています。

私たちはどんな会社の株を買えばいいのでしょうか。今日も『教養としての投資』を参考文献として考えてみたいと思います。

同書の著者の奥野さんは投資は科学だと言います。科学とは仮説を立てて検証することです。

これを投資に当てはめると、まず投資先の会社を選ぶときに、「この会社にはこんな参入障壁がある」という仮説を立てます。

その上で、その仮説が本当に正しいのかをいろいろな角度から検証します。たとえば奥野さんの場合、直接社長と会って話したり、工場を見学したりするそうです。

社長に会ったときに聞くことは一つだそうです。

「御社の参入障壁は何ですか?」

その際、議論がはかどるように数値を示すそうです。たとえば利益率の推移や競合他社との利益率の差など。また奥野さんが考えるその会社の参入障壁も伝えるそうです。

こうした検証を経て、最初に立てた仮説が正しければ投資し、間違っていれば判断を修正するそうです。

なお奥野さんが仮説を立てるときのポイントは、先日もお伝えした3点です。

①高い付加価値
②高い参入障壁
③長期潮流

①は「本当に世の中にとって必要か?」②「今更その人たちの向こうを張って勝負しようだなんて、誰も思わないほど圧倒的に強いか?」③は人口動態といった不可逆的な事実、です。

ここで見逃してはいけないのが③長期潮流です。奥野さんは長期潮流の例として、

・今後も世界人口は増え続ける
・人間は健康に長生きしたいと考える
・人間は清潔な住環境で暮らしたいと考える

といった事実を想定するそうです。データ上、あるいは人間の性質上、必ずこうなるという不可逆的な事実ですね。

こうした条件を満たす会社を見つけたら、少なくとも5年は売らない覚悟で投資するそうです。

実際にバフェットもコカ・コーラの株を1988年からもう30年以上持ち続けています。

「えっ、コカ・コーラって健康で長生きしたいって長期潮流に反するんじゃないの?」と思われましたか。

バフェットがどういう視点でコカ・コーラを選んだのかはわかりません。

ただ、バフェットのいう「堀のある会社」、奥野さんのいう参入障壁という視点から見るとコカ・コーラは無敵なのです。

日本にはコカ・コーラ以外にもサントリーやサッポロなどいろいろな飲料メーカーがありますよね。

でも世界を見ると、コカ・コーラの他にペプシがちょっとあるくらいなのだそうです。そのため、コカ・コーラの向こうを張って新たに工場をつくり、炭酸飲料を売ろうとする会社が出てこないのだそうです。

また長期潮流という点からもコカ・コーラは無敵です。今後も世界の人口は増え続けると考えられているからです。

人口が増え、炭酸飲料を飲む人が増えれば増えるほど、コカ・コーラにチャリンとお金が落ちるわけですね。

今日も少し長くなってしまいました。みなさまが投資をするときの参考にしていただければ幸いです。

ちなみに奥野さんは著書だけでなく、動画もYou Tubeにたくさん上がっています。無料で見られてとても勉強になります。よかったらご覧ください。







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