防衛省の自衛隊機によるマンゴー輸送に対する抗議声明
台風が過ぎ去った今月10日、防衛省は「知事の要請」によるものとして自衛隊ヘリ4機を投入して、積み残しマンゴー6トン余を宮古島の航空自衛隊野原基地から那覇まで輸送しました。
おかしなことに、急患搬送ではなく、民間運送会社引き受けのマンゴ-の一部を空輸しました。
例年この時期、積み残しが生じることは通例となっており、その対策が取られてきたはずであり、今回台風による滞貨解消などの「理由」が述べられていますが、これらは言い訳に過ぎず、翌日には臨時の船便でマンゴー30トンを那覇に運んでいます。
「特別警報」が出されたから「特別な措置」を講ずる必要性はなく、およそ、自衛隊ヘリで緊急に輸送する必要性はありませんでした。
最近における、自衛隊音楽隊演奏会や島々の諸行事支援などで「点数稼ぎ」に注力する自衛隊の動きを見るならば、「身近な利活用」をイメージさせるためのパフォーマンスと言わざるを得ません。
農民の切実な要求を逆手に取って、こういう見え透いた策を弄することは、常道を逸した行動であり厳に慎むべきです。
しかも、台風前後に自衛隊ヘリが宮古に飛来していることを市民はたびたび目撃しており、自衛隊機の飛来が常態化することが強く懸念されます。
これらのことから、自衛隊の南西諸島シフトを都合よく進めるために、台風をも利用して不自然な「特別警報」を口実に、マンゴー輸送を演出して自衛隊の浸透を図る意図は明らかです。
今回の自衛隊機によるマンゴーの輸送にかかわった関係者すべてに抗議し、二度と繰り返すことのないよう強く要求します。
2014年7月24日
宮古平和運動連絡協議会
平和運動センター宮古島
(送付先) 防衛大臣、農林水産大臣、沖縄総合事務局長、
沖 縄県知事、自民党沖縄県連本部長
2014年7月25日 宮古毎日新聞
職員6人の飲酒を確認/特別警報発令
懲戒分限委処分を審査/訓告と厳重注意答申
2014年7月24日 宮古毎日新聞 下地市長に(右)答申書を手渡す長濱副市長=23日、市長室
*記事はばかばかしくて乗せるのをやめた。読みたい方は下記のアドレスで。(普)http://www.miyakomainichi.com/2014/07/65099/