50のひとり言~「りぷる」から~

言葉の刺激が欲しい方へ。亡き父が書きためた「りぷる」(さざ波)を中心に公開します。きっと日常とは違った世界へ。

と気にしないでは・・・

2015-05-24 20:20:34 | 小説
と気にしないではいられない。敏彦、許してと呟きをマスクの中にくぐもらせる。おしのびだからと、彼は射かえすような目で、
「タレントとしてはまずいのではないですか。つまり感情的にながめるとなると」

(つづく)