晏次郎のぐうたら日記

偶にする星見(重星観賞)や鳥撮関連などの気紛れ思いつき日記
  開設 2006年12月

久し振りに黒点を観た それとネコ

2020年08月09日 20時26分10秒 | 天文ネタ

若干、ネオワイズショックに罹っていたようで、地味な対象である重星に対しモチベーションが低下しており、好天日を幾夜もスルーしていた。 ネットを巡回していると黒点の画像が出ていたので、フッとやる気が出てきた。前日は台風4号から変わった温帯低気圧に水稲をヨレヨレにされたが何とか倒伏は免れたので、安堵の気持ちも働いたのだろう。 8日午後、先ずはミザール製K型経緯台FC50モドキ及びビクセンA62SSにアストロソーラーシートを装着して太陽に向けたのだが、今一パッとせず、今の時代サングラスでの観察は御法度なのだろうが、5㎝アストロ T3で観察をしてみた。ソーラーシートも相当前のものでクタビれていたのだろうが、歴然たる差でクッキリシャープな像で久しぶりの黒点を観ることが出来た。

この日は気を良くして夕方にもアストロ T3にて木星を観るが、表面の縞模様も太く2本観えてよく観ると微細な模様も捉えれる感じで可成りのレベルでの観え方であった。続いて土星にも向けるが、輪の濃淡が判り、もっと確りと観察したのならカッシーニを認めることが出来たのでは?と思うほどであった。 只、面積体である対象にはとんと興味は薄く、何処までも点光源の恒星へと鏡筒を向けて、アークトゥルスアンタレスの像に魅入っていたので、じっくりの観察はもとより無理である。 

使用アイピース 黒点にはメーカー不明HM12.5mm+サングラス 夕刻時使用はペンタックスO6㎜で共に24.5mmサイズ。 観望時間 昼 10分程  夕 30分程  夜は寝た。

二~三日続いた曇天がこの日は陽射しが一日を通して有り、夏でもストーブの傍から離れないちゃ平次も窓からの陽光を浴びている様子だが、お手てが可愛いかったのでオマケで掲載。

でも、貌は一寸こわいかも。 早いもので、あともう少しで満6歳の誕生日。現在10キロ近い体重・・・

 


再々度、ネオワイズ彗星

2020年07月19日 21時42分38秒 | 天文ネタ

雲多く条件は悪かったが、明日以降は雨ばかりの予報なので、僅かな雲間をついての撮影。 

19日 21時11分 ニコンDf  AFマイクロニッコール105mm 絞りf/4.5 ISO 1600 露出13.2秒 

この撮影後は略々曇りとなり、星見は効率が余りに悪そうなのでしない。正直言うと、この大彗星を観た後で悪条件下での重星観望にやる気が起きなかったからである。と云うことでもう寝よう。

 


ネオワイズ彗星二回目

2020年07月17日 22時29分44秒 | 天文ネタ

前回は肉眼ではギリギリ?と云った状態であったが、今日はクッキリと云っても良い程に素晴らしく長い尾を棚引かせた素晴らしい姿を見せてくれた。 フルサイズでは一番長いレンズを用意し北西天に向けて数コマ撮影。 その後、車を出して海辺の数か所で撮影したが漁火の光が明る過ぎてボツ。結局、家で写したものが一番綺麗に撮れていた。

20時52分 ニコンDf  マイクロニッコール105mm 絞りf/4 ISO 1600  露出 11.5秒

この後、星見をしようと思っていたが、雲が湧き出し風も可成り強かったのでやる気が失せて終了。 でも、このネオワイズ彗星は相当に立派な肉眼彗星である。


遅ればせながら私もネオワイズ彗星を・・・

2020年07月15日 23時14分22秒 | 天文ネタ

久し振りの肉眼彗星ネオワイズが話題となっているが、ここへ来て中々晴れない天候続きでヤキモキしているところへ、夕方から奇しくも北西の空が晴れ出し目出度くネオワイズ彗星をゲットすることが出来た。 少しでも条件の良いところということで家から400m程離れた田圃の畦道より撮影する。レンズはマクロレンズの60mmを取り付けて少しでも彗星のイメージを大きくと願ったが、それでも小さいので撮って出しからトリミングした。

20時55分 ニコンDf  AFマイクロニッコール 60mm 絞り f/5.6 ISO 1600  露出 5.9秒

8×30の双眼鏡では確りハッキリと確認出来るが、裸眼ではギリギリ認識出来ると云ったところ。 撮影場所は水田なので、数こそ少ないが彼方此方で蛍が飛び交い、彗星よりも此方の方に目が奪われた。(蛍を見るのは何年振りだろう)

その後は、何時もの観望場所に戻り木星、土星、牛飼い座プルケリマ、カシオペヤ座η星他を1時間程観てお開きとする。(開始19時50分から終了22時30分)

この画像は先日9日の観望時のものだが、疲れて眠たいのを何故か妻が急かしに急かし星見に追いやられ、兎に角、身体に優しい軽量な機材と云うことで、ビクセンAP+タカハシFC-60+ナグラーズーム3~6の組み合わせ(今日もこの組み合わせで観望)。木星、土星、今季初の火星を観て、22時30分から24時迄観望したもの。その他、重星は牛飼い座プルケリマ、カシオペヤ座η星、ヘルクレス座α星と云った著名な重星を観た。


一昨日の夜空で

2020年06月26日 23時46分38秒 | 天文ネタ

一昨日(23日)は昼過ぎから良い天気となり、未だ田植え疲れが残っているが、南天低空の雲が無ければ星見をしようと思っていたところ、暗くなっても雲が湧き出ることも無く、久し振りの星見をすることとした。

夜になっても気温は高く、仕事用の軽い防寒つなぎを着て20時50分よりドームでの星見を開始する。器材はセットしたままのμ‐180C+EM-200での組み合わせに自動導入の為のパソコンを繋ぎ、南天の重星狙いで始める。

先ずはケンタウルス座4番星HN51(主星4.7ー伴星8.5 離隔15″)を導入。手動での導入では可成り厳しいが自動なので楽ちんである。(高度6度弱と云った条件だが、ファインダーでは捉えている)中々手頃な光度差の重星で100倍程度が丁度良い感じに観得る。続いて直ぐそばの3番星HⅢ101(主4.5-伴6.0 離隔8″)を入れるが、これは中々素晴らしいペアで離隔、光度差共にバランスが良い。このケンタウルス座の重星は、北海道に住む者として殆ど諦めに近い対象と思っていたが、南天を望むには其れなりに恵まれた場所に住んでいることに気付いてから、何時かは見ようと思って延び延びになっていたものである。今回初めて見たのだが、気流の条件も良かった所為か実に綺麗に観ることが出来た。初見なので重星の他番号も併記する。

続いて、おおかみ座に移りξ星(主5.1-伴5.6 離隔10″)を導入する。白色の等光に近い5等級のペアだが、4等級前半ではと思うほど明るく感じる。双子座のカストルを小さくした感じの観え方で、画像で鏡筒を向けているところがこの星である。これ等3星はペンタックスXL21mm使用で約100倍での感想である。

次はさそり座に移り、前回の観望でも観たξ星(同視野にΣ1999も入っている)とν星(さそり座のwwだが綺麗な分離状態であった)を観る。そして、此れならば分離出来るのではとアンタレスに随分と時間を掛けて観るが何としても分離出来ず。ここで、高度を上げて来た木星土星の今季初観をする。ここで驚いたのは、今更だが木星のデカさでこんなに大きく見えるのだなと甚く感心したことであり、土星もやはり大きく感じた。これは惑星を観る口径が私の場合、10㎝以下の小屈折が殆どなのが理由と思う。※同倍率でも情報量が違うので大きく感じるのだろう

翌日の仕事のことも考え、22時55分に終了したのだが、重星も中々好条件下で観れたこともあるが、μ‐180Cの色々な条件下での使用で、アベレージの高い器材だと強く感じたことである。使用時での条件が偶々良いだけでは無いと思うのだが・・・ 以前使っていたμ-210は滅多に能力を発揮出来る機会は無かったので・・・ 口径的にも充分でサイズ的にも手軽、そして何よりも観え味が素晴らしく、正直言って、この鏡筒一辺倒になってしまいそうである。

23日 21時48分 ニコンDf  ニッコール20mm f/4.5 29秒 ISO 1600  

現在、第二観望所の制作を構想中。(とは言っても望遠鏡小屋の屋根を改造するだけだが、南天専用のスタイルにする予定)

 

 


冬から春、そして夏へ

2020年05月01日 21時12分59秒 | 天文ネタ

今宵も出撃か?と思っていたが、どうも雲がヤバそうで中止。 今月最初の星見を記事にと思っていたが、先日までの星見記録を更新記事にすることにした。 先ず先月26日FC50モドキ+K型架台にて18時30分から19時迄、細い金星シリウスカストルを観る。この鏡筒では60倍位迄が最高に観え方で、Or5㎜使用での84倍になると鮮明さがショボくなり始めるが、チョイ見では及第点を挙げられるだろう。 

次は余りにも理不尽と思えた28日のことであるが、天気予報では夜は曇りと云っていたが素晴らしく晴れ上がって、これならばと22時頃に星見へとドームへ向かう。自宅から50メートル程の距離だが、その移動時も素晴らしい空で、若干西空低いところに雲が有ったが、此れは拾いものの天気と嬉々としながらドームを開け、鏡筒もPENTAX105からμ180C載せ換えパソコンの電源を入れ望遠鏡と接続し終わったところで、空を見上げると先程までの星空は何処へやらで、空の大半が雲に覆われてしまっていた。情けない中で、何とか見えているおとめ座スピカを導入、そして次にこと座ベガ、強引に肉眼では見えて居ないがWWを導入・・・エッ分離出来ない とここで全天皆曇となり家に引き上げるが、家を出て30分も経っていなかった。当に徒労である。

さて、今回のタイトルにある星見をしたのは理不尽な星見となった翌日の29日のことである。当地では毎度のことながらの強風の吹き荒れる一日であったが、夜の星見の際にも些か弱くは為っていたが可成り身体に堪える浸み込むような風が吹いていた。昨夜は家に戻ってから間も無く雨が降り、可成りの量がこの日の午前中まで降っていたため、湿り気を帯びている風と潤んだ様な空模様で期待はしていなかったが、やはり其れ程良い気流状態では無かった。この時期のμ‐180Cを使うには一寸厳しいものとは思ったが、昨日載せ換えたばかりなので、此れで行こうと決める。

その時の模様だが、随分と暗く星も観えないくらいだが、絞りを可成り絞って撮影した為にこんな感じになっているが、水蒸気の多い空では有ったが、満天の星空であった。21時30分から23時30分までのこの時期としては2時間と云う私にしては長時間観望で有る。

先ず、月を入れるが、西空低い所為もあるが、楽しい観え方ではない。直ぐにふたご座38番星、カストルを観て、次のδ星κ星は分離出来ず。鏡筒の温度順応も出来ておらず、並み以下の気流状態なので当然だろう。少しでも条件の良い場所と云うことで、天頂付近の山猫座38番星を入れるが美しい重星である。尚、この夜の条件では厳し目の重星は無理と判断し、十分に離隔の離れた綺麗な重星に絞ることにした。 しし座54番星はこの星座を代表する美しい重星で、有名なγ星アルギエバも続けて観たが、甲乙つけ難い両者である。

次はかに座に移りι星ζ星φ2星を観るが、以前にも書いているが、この3星はどれも超一級の重星で何時観ても何度観ても素晴らしい。この星座ではM67M44プレセペの二つの散開星団を序に観た。(100倍の倍率での観望なので美しい訳がない)さて、南の空に転じてカラス座δ星、そして三重星で綺麗なΣ1604を観る。おとめ座に向け、θ星γ星ポリマを観る。これ等も見応えのある重星である。 ふと南東の空を観るとさそり座の頭部が見えている。ここまで、冬空の星座から春の星座と来ては夏もだろうと云う事で、さそり座β星(久しぶりに観るが素晴らしい)ν星ξ星この2星は面白い重星で何時観ても楽しい。最後にアンタレスも観たが、全然歯が立たずであった。これで、お開きとしたが、後半一時間位は鏡筒も順応出来、気流も落ち着き始めて先ず先ずの状態5~6/10となったが、終始、100倍を得ることの出来るPENTAX XL21NikonNAV 14の150倍のみでの観望となった。(これ以上の倍率は無理であった)

全天でも見応えのある重星は、私個人での感想から云って、80前後だろうと思っている。今回はそのうちの五分の一か六分の一を観たのだが、これ等は私お薦めの重星でもある。現在、コロナ禍で大変だろうと思うが、少々条件の良くない街中であっても重星観望は出来るので、このGWは家の庭やベランダで重星散策は如何だろうか?

 

 


17日の星見・・・

2020年04月24日 22時44分19秒 | 天文ネタ

勘弁してくれと言わしめた好天も愈々終わりとなる最後の日(17日)その前日も前々日も素晴らしい夜空であったが、寒さも厳しく昼間の仕事も厳しくでパス。 でも17日はその後の予報から見てしばらく晴天は無い様子なので疲れを押して夕方(18時頃)よりタカハシFC50モドキ+ミザールテックK型架台金星を観望。 思うに、此れまでの人生の中で、これ程の回数で金星を観たことは無いと思う。しかし、私には何度観ても興味が湧く対象にはならないようだ。

この観望でも楽しく過ごせているのは、このミザールテック製K型架台の使い易さである。減速比が低い微動装置が装備されているので粗動と微動の中間の様な速度で作動させることが出来き、私の場合はクランプは締めたまま、微動装置のみで使っている(上下微動のこと)水平はどの経緯台でもクランプは締めずに使っている。又、オフセットタイプは架台水平がシビアだが、K型架台は重心が水平軸上なのでバランスには寛容である。私にとっては文句なしの経緯台である。尚、エレベータ付き三脚との組み合わせがベスト。

さて、金星を観ているうちに空が次第に霞始め、薄雲も張り始めてきた。ここで、夕食を摂り風呂に入ってから、この日の星見二回戦へと20時丁度より開始する。 空の状態は酷いもので、金星すら朧状態で辛うじて1等星のアークトゥルスなどが確認出来る状態。 ここは久しぶりのドームからの星見として自動導入機能を使うので何とかなるだろうと・・・。

先ずは牛飼い座プルケリマ(ε星)を導入。一発目から100倍の視野ど真ん中に入ってきた。何時もは天頂アライメントだけでは一発目は結構ズレているのだが、今回はドンピシャ。勿論、重星も綺麗に分離している。そうこうしている間にドンドン空の状況は悪くなる一方で、急いで傍にあるξ星、π星を観るが、ξ星の伴星は約7等級程なので、やっと見えている状態。π星の方は先ず先ずだが、これ以上星見を続けるのは無理な状況と判断し、ここで終了。ドームを開けてから僅か30分であった。 画像に有る様に、ペンタックス105SDHF+EM-200の組み合わせでの星見であった。

備忘録を兼ねているブログなので、どうでもよい内容の更新ばかりである。そして、画像も傾いている(^^;


勘弁してくれ

2020年04月15日 21時39分08秒 | 天文ネタ

超繁忙期では無いが、一応繁忙期のこの時期に毎晩の快晴では身体が持たない。13日は昼間に太陽の観望と夕方6時20分よりビクセンA62SSタカハシFC-60FC-50モドキ(鏡筒がFC-50でレンズはスコープテックより購入の口径5㎝ 焦点距離42㎝アクロマートレンズ)にミザールテック製K型経緯台で鏡筒比較等をしながら星見をする。

金星から始めるが、この日は透明度が非常に高く、風も冷たく昼間の風も強かったので観え方に期待はしていなかったが、どの鏡筒でも良い観え方をしておりシンチレーションも良好であった。 夕食迄の時間なので薄明の中での観望となり、重星等は参考にはならないが、やはり、像の美しさスッキリ感など断トツでFC-60が文句無しで頭一つ二つと抜きん出ている。さて次が問題で、星像自体はこの二本の鏡筒とも甲乙つけ難いが、問題は視野の抜けの差があり、FC-50モドキの方がスッキリしている。この日はしし座アルギエバふたご座カストル、北極星、オリオン座リゲル、アルニタクと観たが、北極星、リゲルの伴星はFC-60のみが確認出来、口径とクリアな観え味の差かなと感じた。(薄明の中なので、少しでも遅い方が有利なので参考にはならない)ところで5㎝のテストスターでは有るが難物のアルニタク(ζOri)FC-50モドキが分離出来たことが驚きであった。口径5㎝で分離したのは過去にタカハシTS-50で1,2回あったが、それ以来である。(只、口径5㎝での観望自体もそんなにないが・・・)鏡筒の性能よりも空の条件が良かったからだと思う。この日は19時10分までの50分間の星見であった。

次に昨夕だが、昨日も冷たい北風が強めに吹く一日で空は快晴・・・。この日も昼間に太陽の観察(真っ白の貌)と撮影をし、夕方6時10分よりFC-60とポイントアップのFC-50モドキビクセンAP赤道儀に載せて金星の観望及び撮影をする。

観望はツアイスサイズのタカハシTSオルソ使用で、撮影はアメリカンサイズのニコンNAV7mmを使う。この日は暗くなるにつれて透明度がガタ落ちとなり終了時の19時00分でも1等星よりも明るい星のみ観えただけで、金星以外ではシリウスを観ただけ。それでも、望遠鏡の中のシリウスの輝きは厭きることが無い程綺麗であった。どうも私は面積体は厭きるが、点光源は厭きないようだ。因みに撮影したものは公開するには余りに忍び難いものなのでご容赦を。

実は今日も素晴らしい夜空であるが、夕方の星見は観る対象が限定されるので今日はパス。 さて、窓から外を観ると星々の輝きが・・・。 気象庁が今年の冬は異常気象と発表したが、春のこの天気も異常では無いだろうか? 罰当たりかもしれないが繁忙期の毎晩の星空は勘弁を・・・である。


農繁期の星見

2020年04月11日 23時38分17秒 | 天文ネタ

ご近所の農家さんは本格的な農繁期に突入しているが、我が家では未だそれ程の繁忙期には至ってはいない。 それでも、気分は気忙しく農繁期前の準備に勤しんでいる毎日である。 そんな仕事の合間に一寸だけの星見をポツポツと・・・。  今月最初はアストロ製5㎝ T3にて二回目の太陽観察をするが、人目を憚ってビニールハウスの陰で行う。(周りの人達は忙しく農作業をしているので・・・)

やっぱりこの望遠鏡には卓上三脚のスタイルが一番似合っているようで、もう少し気の利いたテーブルにでも載せれば良いのだが、そんな立派なものもなく、その辺のコンパネを垂木に打付けた台で済ませたが、此れで十分に用は足りた。 また、周辺の地上風景も見て確認したが、中々良い観え味の望遠鏡で有ることが判った。

タカハシ製のOr12.5mmとアストロ製?HM12.5mmHM6㎜を使用した。因みに太陽は相変わらず真っ白であった。

次はスーパームーンをエイコー9cm反射をカメラ三脚に載せて観望。

この観望時間は20分程したのだが、アイピースはタカハシOr12.5mm一本で通す。

さて、昨夕は素晴らしい透明度の空で気温は身体の芯まで冷え込む寒さ。その中で、18時30分よりタカハシFC-76+EM-1の組み合わせにて仕事が終わって夕食までの時間を星見に充てた。 野良着に防寒つなぎを重ね着して、先ずは金星から始める。

当然、像はグラグラ状態だが時間の経過と共にFC-76らしいシャープな像に変わってゆく。シンチレーションは決して良くはないが、次に観たオリオン座リゲルニコンNAV7mmでの86倍で確りと確認出来る状態。そしてオリオン座ζ星にも向けるが、これは7mmでは厳しくニコンNAV5mmの120倍に換えると厳しい観え方ながら容易に重星と云うのが判る。その他、ふたご座カストルおおぐま座ミザールを観るが、殊のほか綺麗に観えると云ったところであった。その後は再度、金星に向け歯の根がガチガチと鳴るのを感じながら略45分間の星見を終了した。

さて、何故、この組み合わせの画像を連発したのかと云えば、この架台のタカハシEM-1は二十年程前に随分と愛用していた架台で、気にも入っていたものであったが、その後、2軸駆動のEM-10Bを購入する際に資金調達の為に売却したもので、売却後もず~と気に掛けていた機種であった。 

その後、後継のEM-2S等も手に入れたが、使い易さの点では架台本体に電源スイッチの付いたEM-1の方が上と感じた。その他、極軸照明内蔵等や金属パーツで占めている等々。本機の場合、眼視等ではハンドコントローラーは持ち出すことは無く、バッテリーのみで良いので非常に手軽で、オマケにガッシリとしているので、当時はペンタックス105SDHFでのノータッチ撮影等でも実に効率の良い結果を出していた。但し、当時も又現在も思っているのは、デザインが無骨と云うよりもダサっと思っている。 

使い易さではビクセン製AP赤道儀セットがあるが、正直云ってストレスを感じずに使える鏡筒はタカハシFC-60のみで、エイコー9cmFC-76搭載では振動の収束が・・・である。精々軽量な8㎝屈折が限界ではと思っている。 当然クラスも違うがEM-1を使うと気分スッキリでピント調節の際にも一瞬で揺れが収まるので全くストレスを感じない。(AP赤道儀云々よりもセットの三脚が弱い、一方のEM-1との組み合わせの木製三脚FC-M相当は堅牢で木脚故に振動吸収も手伝うので、差はより顕著である)

随分と迷って今回再購入したが、記憶通り期待通りで天文器材購入では此れ迄一度か二度ほどしか経験の無い満足感を得た。このEM-1は二度と手放さないであろう。


共に久しぶり

2020年03月30日 18時42分35秒 | 天文ネタ

 もう農作業は本格化して夜は疲れ切っているのだが、天界ではアトラス彗星(C/2019 Y4)の話題が賑やかに為ってきている。 私も確認だけでもと思い、昨夜は撮影も出来るペンタックス105SDHF鏡筒に換装し、眼視と撮影の両方をやってみようと21時30分より開始した。

位置等はステラナビの自動導入に任せ、デジ一のニコンDf+リヤコン0.7×を鏡筒に装着して、30秒、45秒、60秒で3コマ撮影。 久しぶり(十年以上)の直焦撮影で勝手が判らず間誤付いたが取り敢えずアトラス彗星は写った。 イメージが小さいので、トリミングしたものを掲載する。(下手なので小さく掲載)

一応データーは3月29日 22時16分 露出時間60秒 ISO 3200  

撮影後、35倍での眼視確認もするが、眼で見て楽しい姿には未だ至っていないようだ。 その後は何時もの重星鑑賞を始め、カラス座Σ1604かに座ι星ζ星双子座38番星α星κ星(分離出来ない)λ星(分離出来ない)ぎょしゃ座θ星は並み以下のシーイングで有りながら分離出来た。

この日は朝の5時位から仕事(育苗ハウスのビニール掛け)に掛かった為に、この夜は無理は禁物と云うことで22時50分でお開きとした。先ずは約十年ぶりの撮影と2年ぶり出番のペンタックス105と云うことで、共に久しぶりであった。         ※昨夜は非常に寒くて、真冬よりも寒く感じた。