遂に待ちに待った晴れ渡る空の到来である。 昼間は色々と雑事が有り、少々陽の傾いた頃より昨日の引き続きで正立プリズムの見え方及び装着の適合チェックをした。 残念ながら、前回の記事にも書いたように、ウィリアムオプテックス製は、造りも性能も良いようだが、主に組ませる予定であったFC60NZでは無限遠は出なかった。(LVズームがいい線まで行ったが後少し・・・)
夜になっても天気は崩れず、1年以上前に購入してから一度も使っていなかったゼンマイ駆動の歌うポタ赤を使ってみることにした。
ニコンD700にAi AF Nikkor 35㎜f/2Dを取り付け、これまた、初めて使う機能のライブビューにてピントを合わせ、絞り値F3.5 露出時間30秒 ISO 1600にて初撮影。 画像は北西の中天より流れ落ちる冬の天の川であるが、もっと長い露出時間にも耐える追尾精度だが、見た目に近いとなると、この程度の露出時間が適当と判断した。JPGでもあるし全く弄っていないが、昨晩の空(極く薄い雲が覆っているような、透明感に若干乏しい感じは出ている) 午後9時30分頃の空
このほか、他の星座等やレンズをAi AF Zoom-Nikkor18-35㎜f/3,5-4,5D IF-EDに換えて撮ってもみたが、私のような面倒臭がりやでも余り苦にならず気軽に星座や星景写真を楽しむにはとても良いモノだと思う。 現在は既に改良タイプになっているようだが、ゼンマイ駆動と云うのはこれぞ当に知恵と思う。 計10コマ程撮ったが、久し振りの撮影や初めて使う機能に手間取り随分と時間を浪費し、撮影のみで1時間以上費やしてしまった。
さて、本命の観望の方は、ペンタックス75セットにて木星を皮切りにオリオン座のトラペジウム(多重星)、リゲル、一角獣座のβ星(三重星)、東から昇っているしし座のアルギエバ(黄金のペア)に東天低い火星の初観望をする。 途中から宮内10㎝双眼鏡を出して気の向くままに彼方此方に向け、双眼鏡でも楽しめる大犬座145(h3945)や昇り来る北斗七星の柄にあるミザール、その他、数多くの散開星団等を楽しむ。 シーイングは100倍以下程度でしか楽しめない並以下のものであったが、先ず先ずの透明度と快晴の空の下、大口径双眼鏡が最もマッチした夜であった。 久し振りに4時間近くの長時間観望で、此れまでの鬱憤を充分に晴らすことが出来た。
※ブログデザインの変更をしたらレイアウトも変わってしまった。 修正する気無し(^^;