災害が起こると被災者に物資を送りたいという気持ちが生じます。川口町あたりを最激震地とした2004年の中越地震では、全国の方々のそのような思いを率直に受け止めて、自分自身が中継者となって物資の配達をした経験があります。
ただ、実際にやってみるとなかなか大変でした。激震地のある市役所にその物資を持って行ったところ断られました。その理由は、今回の地震で見られることと同じです。「物資を受け取っても被災者に持って行くことはできない」ということです。(それで私は、川口町に行って、被災者の方々に直接お渡ししました)
さらに、3年後の中越地震で自分自身が災激震地での被災者になると、こちらから何も言わなくても全国から物資が送られて来たのです。宅急便で送られてくると、受け取らないわけにはいきません。気持ちとしてはありがたかったのですが、かなり困りました。
被災直後の被災地に、物資を送るのであれば、「これが必要だ」という人に、その物資を直接届けるようにした方が良いと思います。今回の地震のように、被災地への道が一本しかなく、緊急車両の邪魔になるとか、宅急便が動いていないことが考えられるとかならば、さらに慎重になった方が良いと思います。
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