冬のアナタ

（写真：弊社ＵＣＦのはす向かいにある首相官邸の裏手、「冬のソナタ」ならぬ「冬のアナタ」
冬空よりちらつく雪を見上げる筆者。過去の記憶がよみがえりつつある）

いよいよ、世界ならびに日本も本格的な冬（大不況）に入る。

今頃になって、日銀も戦後最悪を予測し、
09年度は
成長率は0.6％からマイナス２％へと大幅に下方修正した。

時はあまりにも柔らかい。。。。

過去の98年（約10年前）は
実質成長率がマイナス1．5％と戦後最悪だった年として
名だたる大企業が経営不振に見舞われ、
日本長期信用銀行（現。りそな銀行）、日本債券銀行（現、あおぞら銀行）
が破たんし、巨額の有利子負債の日産自動車はルノーと提携、消費低迷で
大手スーパーのダイエーは大規模リストラに追い込まれた。

今回の不況は、98年（約10年前）のそれを上回る。

このような経済状況の中、
国政は２０日の参院予算委員会の質問で
わざわざボードまで作って、貴重な時間まで使って
民主党の石井一副代表が麻生太郎首相に漢字テスト」をした。

直後から、石井氏や同党本部に苦情が相次いだ。
「経済が大変なときに税金を使って何をやっている」批判的な内容が大半。
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090121/stt0901212304012-n1.htm
経済が大変なときに
なんとも幼稚な政治屋どもだ。国賊になるなかれ
このような平和ボケの日本はいまに破綻するだろう。

（我々事業家は、そもそも政治ごっこの国政などに期待はしてないが、
そんな無駄な税金を使うのであれば法人税率を低くしろと言いたい。）

所詮、米国の属国である日本はこの程度のレベルかもしれない。

米国の上院議員や財界のトップも日本人の政治家を馬鹿にして会わないのも
よくわかる。相手にされていない。

米国は自ら荒野を開拓しそして独立戦争、南北戦争などの幾多の苦難を乗り越えて
今日まで自分たち築いてきた国だ。そのような風土、開拓精神がある。
日本のようにそのほとんど民が、既にある土地をおとなしく耕してきた依存精神が強い
農耕民族とは精神的レベルもかなり違うと感じている。

それは背景がどうあれ、一国のリーダーの演説を聞けばわかるだろう
その幾多の苦難を乗り越えてきた魂とその波動は、多くの人々の心に響く。
苦難なしに感動もない

残念ながら日本のリーダーで心に響く演説を聞いたことがない。

日本人は国も個人も依存心が強い、いまこそ個人も国も自立が必要な時だろう。

今後は、ますます不況の嵐は吹き荒れる。
大企業も大半の企業が赤字に転落（すでに赤字に転落している）し、
そして、今年後半には、
あの企業がという企業が破たんする。破綻に継ぐ破綻の連鎖となる。

さらなる円高が加速し1ドル70円台となり、日経平均株価は7000円を割るだろう。


「冬のアナタ」にならぬよう、冬のソナタでも聴こう


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