(写真:華正楼の月餅)
中秋節、月餅と情報戦略。共感の重要性
いかに「情報発信と共有」が重要か、
そのことに、「みなが共感し想いを共有」する、ということに。
中秋節(旧暦8月15日)9月中旬
先日、中国の会員さんより華正楼の月餅を頂きました。
(写真:月餅(ゲッペイ・ユエピン))
※月餅(ゲッペイ・ユエピン)とは
中国の菓子の一種で月に見立てたかたちをしているのが特徴
▼月餅の由来には諸説ありますが、
有力説として
古代中国で蒙古の圧政に苦しむ人たちが、中秋節に反乱を計画。
各地に散らばる武力をどうしても団結させることが出来ず、
当時は団結するための情報を伝達する良い方法がありませんでした。
もしもそのような呼びかけの掲示を出したり手紙を出そうものならば、
即刻元朝の役人に捕まり死罪になります。
各地の蜂起は地方単位の小さな決起のため、すぐに潰されてしまいます
▼その頃、劉基(劉伯温)という戦略家が良い方法
を思いつきました。
彼は、「近々疫病が発生するが、中秋節の時に月餅(ユエピン)を買って食べれば
災難を逃れることができる。」と言う噂を流しました。
それを信じた人々は、皆月餅を買って帰ります。
劉伯温の術を信じた人々は中秋節まで食べずにとっておきます。
中秋節に食べなければ効果がないのです。当時の人々はそれを信じたのです。
▼中秋節が来て人々は月餅を切って開きました、
なんと、
月餅の中には紙切れが一枚隠されていて、そこには「8月15日武装蜂起」と
書かれているではありませんか。
各地の人々は次々とその決起の合図に応えて一斉に立ち上がり、
一致団結して瞬く間に元朝を倒し
(劉基が明の太祖となった)たという説が有力なようです。
▼このことは現在のビジネスにも通じる。
いかに情報発信力と共有が重要か、
そのことに、
みなが共感し想いを共有する、ということに。
しかしながら
IT・通信技術が進む今日にあっては情報発信は容易いことであるものの
▼多くの人が共感するか否かは
発信する側に内容もさることながらどれだけのその想いと情熱があるかが
ポイントとなるのかもしれません。
割ってみたけど手紙は入っていなかった。。。。中身はアヒルの卵の黄身。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます