人材募集選考での所感。実態は「人手不足」ではなく「人余り」。
今年に入り事業拡大に伴い、人材を募集してみたところ
わずか2週間ほどで281名の応募がありました。が、書類選考で実際会ってみたいと思った方は、
わずかながら6名でした。
応募 書類選考で感じたことは、
1)20代で短期間に転職が多い(4~5回)同じ業界ならまだしも、まったく
業態の違う会社を転々としている。何をしたいのか、分からない。
2)アルバイト期間が長い。30歳超えてもアルバイトもしくは契約社員。
3)志望動機がはっきりしてない。
4)勉強しない。
実態は「人手不足」ではなく「人余り」。
ある意味、人手不足とは、採用したい有能な人材が不足している、
ということであり、実態は人は余っている。
弊社は募集中の業種は一般事務(正社員)、知識集約型業種に相当。
約40%非正規社員、正社員として再雇用するのは限定的であり、
近く非正規は正社員を超え、50%を超すと予測されている。
私自身の経験として、
起業前はサラリーマン(正社員)でしたが、転職経験はありませんでした。
17年の間、辞めたい、と思ったことも幾度かあったものの、自らが変化しなければ
いくら職場環境を変えたとしても同じような問題に直面する。
なぜならば、すべての現象(仕事、人間関係など)は、
自らが原因となっていることが多いからだ。
その問題から逃げずに乗り越えることにより、自らの成長もあると考えます。
「すべての原因は自らの心から発生して、現象となって顕れる。」
第二は、
そもそも学生のときから『将来は起業』する、との目標があった為、
目先の小さな事(人間関係、給料、昇格など)はあまり気にならなかった。
むしろ、給料を頂きながら、勉強させてもらっていると思っていましたので
いまでも以前の会社には感謝しております。
今でもそうですが
とにかく読書をした。とくに経営、会計、事業計画など経済から法律など各分野
にわたり毎日移動の時間のわずかな時間でも欠かさずしておりました。
最近、電車内で漫画やゲームをしている、スーツ姿の若いサラリーマンをみると
呆れるというより、日本の将来を嘆かざるを得ません。
青年は志(ビジョン)を大きくもとう。百年も一瞬。
ぜひ、わが社に応募される諸君には、毎日、だらだらと過ごすのではなく
将来の明確なビジョン、目標をもち、そのことに諦めずに挑戦してほしい。
百年一瞬(吉田松陰先生の名言)です。
不断の読書、そしてさまざまな体験をとおして成長してほしいと
願う次第であります。
近く、人手不足も解消され、文字通り「人余り」へ
2020年東京オリンピックへ向けてのインフラ整備など終わりに近づき、
さらには、
AI(人工知能)の進歩により、人手不足も解消される(とくに事務系、サービス業など)ことが予測されます。
●人工知能 (AI) で消える職業
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/40925
●202X年、再び人余り? AI投資で効率化進む=2020年代には完全失業率が再び上昇に=
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFS24H2C_V20C17A8EA4000/
人手不足でほぼ完全雇用の状態とされる日本経済。だが企業が一斉に
人工知能(AI)導入などの省力化投資に動き始めたことで次第に余剰人員が膨らみ、
2020年代には完全失業率が再び上昇に転じるとの観測も出ている。
人余りへの逆戻りを防ぐには、
省力化で生産性が高まった社会に対応できるよう人材投資を積極化し、技能を高める環境づくりが必要だ。
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