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普天間問題:鳩山首相の戦略

2010年05月12日 00時01分18秒 | 風を読む
(写真:山本周五郎の『樅の木は残った』)


5月7日(金)内閣総理大臣・鳩山由紀夫氏は同日,腹案である
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐり首相官邸で鹿児島県・徳之島の
3町長と会談し,同島への一部移転案を公式に表明しましたが,
3町長側は「民意は断固反対であることを申し上げる。」
移設反対の島民2万5878人分の署名3束を手渡し、
受入れを拒否した。

外野や国民からは批判や辞任しろとの声

このような結論となることは首相もはじめからわかっていたはず

では、なぜこのような芝居を打ったのか。。
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今日までの経緯から私は
山本周五郎の『樅の木は残った』の仙台藩の重臣〝原田甲斐を
思い出した。(俗にいうところの伊達騒動)

この小説でいうところの幕府はアメリカであり、仙台藩の重臣の原田甲斐
は鳩山首相であろう。

味方である国内からの批判を覚悟であのような芝居を打ったと推察される

約2万人近くの島民の移設反対で一番驚いたのがアメリカだ

なぜならば普天間問題で一番困るのは日本でなくアメリカである

建前上、日米同盟として対アジア・太平洋の防衛の抑止力とはいうものの、
いざ北朝鮮や中国などが
日本へ攻撃を仕掛けた場合にはアメリカは日本など護ってはくれないだろう。。。。
(とくに中国の場合には。米国の上層部と中国共産党の上層部とは蜜月の関係。テーブルの下で握手を交わしている、これは後日説明)

なぜならば、日本に米国の軍隊(海兵隊)が駐在するのは、日本を植民地として
抑えるためのものであり、日本は対アジア(中国・ロシア)の本国アメリカの前線防波堤
にすぎない。(いまだ日本は敗戦国として米国の属国)

鳩山首相が先に述べた民主党が掲げる「対等な日米関係」
事実上、自民(米国の子分)支配だった国から民主主義が機能する国に変えつつある
ことがアメリカにとっては面白くない、そうなっては困る。
愚かな首相とまで言われているが
逆にアメリカから褒められるようでは日本(国民)
にとってはよくないことだろうと言える。

今回の鳩山首相の行動は
たとえ自分が仙台藩の重臣の原田甲斐のように、敵の目を欺くために味方をも欺き
悪者となったとしても、ひとから何と言われようとも、
民意(移設反対の島民2万5878人)がそう言っていると、対アメリカへ
見せたほうが効果はあることを読んでのことだ。

表面的な眼ではその心がわからない。


自反而縮 雖千万人吾往矣 (孟子)
自ら反みて縮くんば、千万人と雖も、吾往かん。

意味は
自分の心を振り返ってみたときに自分が正しければ、
たとえ相手が千万人であっても私は敢然と進んでこれに当ろう。
困難な道であるけれど、逃げてはいけない という意味

(私も同じような性分なのでその心はよく分かる)

これは
吉田松陰先生も好んだ詩なればその心境は誠に感慨深い。


後に正しかったは歴史が証明する。


いまの日本にら求められることはこの「自反而縮 雖千万人吾往矣クイック」
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