日はまた沈む、景気シナリオは二番底へ

（写真：ハワイ・マウイ島のサンセット、日はまた沈む、のか）

近く景気回復エネルギーは失速しシナリオは二番底へ向かう

（近況は）
2009年度、補正予算が成立し過去最大規模の経済対策が動きだし
定額減税、エコ対応車減税、環境・エコポイントの導入など
景気浮揚効果が期待される。
これらの要因を受けてか4月～6月の実質ＧＮＰ成長率は前期比年率2.0％増
となり、5、四半期ぶりにプラスに転じた。
市場では1～3月が景気の底（一番底）見解が強い。

7月～9月は経済対策が本格化し、景気の伸びが拡大が予測されるが

（2010年以降は）
かつてもそうであつたように公需主導型の景気回復は長続きはしない。
09年内は２％成長を維持するも、
2010年（4月～）には景気の伸び率は大きく低下し
再び二番底（ダブルボトム）を探りに向かうと思われる。

なぜならば依然、雇用環境は悪化の一途をたどるなか
個人消費や設備投資はその雇用環境に大きく左右されるからだ
雇用の悪化は消費減→デフレ→減給・雇用調整へと
悪循環に陥る。

いまや日本は分水嶺ある!!　

５月の失業率、５．２％に悪化　求人倍率も最悪更新
完全失業者数は３４７万人で、前年同月より７７万人増え、
増え幅は過去最大。
リストラなど会社都合が前年同月比４６万人増の１１０万人と大きく増加する。

年齢別では、働き盛りの３５～４４歳が同２６万人増の７７万人と目立つ。
うち会社都合が１９万人を占めた。
http://www.asahi.com/business/update/0630/TKY200906300032.html
さらに
倒産も6年ぶり8000件超す＝大型倒産で負債4兆円突破－09年上期
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090708-00000105-jij-bus_all

民間機関の予測では失業率は今後一年間上昇し続け、その後も
高止まりするとの見通しが強い
失業率過去最悪の5.5％（平成14年、完全失業者372万人）
を抜く可能性がある。

また、底入れ期待が二番底懸念に変わり、
企業がさらなる雇用調整にはいるとの情報もあり、
一部の企業ではすでにそのような動きを始めている。

09年以降は失業率は６%の約700万人が職を失うだろう。（2008年10月予測）

濁殻から抜き出て、新たなる創生が始まろうとしている。。。

いよいよ、その時が来た。（2008年12月予測）

新時代の幕開け（2008年9月予測）

公需主導型から民需主導に移行しなければ、
公需の景気エネルギーの失速と失業率高止まりの要因を受け
日本経済は2010年には再び滑落へ向かうかもしれません。

戦略的に時流（トレンド）が読めれば先手を打つことができ
さらに好機（チャンス）は激変のなかより生じる。