人間の書

励みの門

生きる力 または、 生きる知恵。

2008-08-05 04:36:31 | Weblog
生きる力 または、 生きる知恵。

ちから 力
《体力》(physical) strength; force;
《物理的力》power; energy;
《能力》ability; power; competence;
《助力》help; assistance.

ちえ 知恵
wisdom; wit(s); sense; (a) brain; intelligence.

ちから 3 【力】
(1)人や動物の体内に備わっていて、自ら動いたりほかの物を動かしたりする作用のもととなるもの。具体的には、筋肉の収縮によって現れる。
「拳(こぶし)に―を込める」「―を出す」「子熊でも―は強い」
(2)そのものに本来備わっていて、発揮されることが期待できる働き。また、その程度。効力。
「風の―を利用する」「運命の不思議な―」「この車のエンジンは―がある」「薬の―で助かる」
(3)ほかに働きかけて影響を与えるもの。
(ア)ほかの人を支配し、自分の思うとおりに動かすことのできる勢い。権力。勢力。
「君主の強大な―を物語る遺跡」「大国間の―の均衡」
(イ)ほかの人が目的を達成しようとするのを助ける働き。骨折り。尽力。
「彼の―で八方まるく納まった」「会の発展のために皆様のお―を拝借したい」
(ウ)人の心を動かす力強い勢い。迫力。
「―のある文体」
(4)何かをしようとする時に役に立つもの。
(ア)行動のもとになる心身の勢い。気力・体力。精気。
「目的達成に向けて―をふるいおこす」「さぞお―を落とされたことでしょう」
(イ)修得・取得した、物事をなしとげるのに役立つ働きをするもの。能力。
「国語の―が弱い」「対戦相手の―を分析する」
(ウ)支え。よりどころ。
「子供の成長を―にして生きる」「不幸な子供たちの―になる」
(5)〔物〕 物体を変形させたり、動いている物体の速度を変化させる原因となる作用。巨視的な力としては、物体表面に働く圧力や物体内部に生ずる応力などのほか、力の場を形成する重力と電磁気力がある。微視的には、原子核の核子間に働く核力と、原子核・電子間および電子相互間の電磁気力が基本的な力である。さらに、一般的には素粒子の相互作用のことを力とよぶこともある。


ちえ ―ゑ 2 【知恵/▼智▼慧/▼智恵】
(1)〔仏〕 空など仏教の真理に即して、正しく物事を認識し判断する能力。これによって執着や愛憎などの煩悩(ぼんのう)を消滅させることができる。六波羅蜜の一つ。般若(はんにや)。《智慧》
(2)事の道理や筋道をわきまえ、正しく判断する心のはたらき。事に当たって適切に判断し、処置する能力。
「―が付く」「よい―が浮かばない」「―をはたらかせる」「―を貸してくれ」
(3)〔哲〕 単なる学問的知識や頭の良さではなく、人生経験や人格の完成を俟(ま)って初めて得られる、人生の目的・物事の根本の相にかかわる深い知識。叡智(えいち)。ソフィア。