浄土宗ゆかりの仏像、帰郷 「移籍金」は1.8億円(2010.2.2付 asahi.com)
(記事の抜粋)
浄土宗の宗祖・法然の一周忌供養に作られながら、真言宗の寺に安置されていた国の重要文化財の「木造阿弥陀如来立像」が、浄土宗に1億8千万円で譲渡され、1日、浄土宗系の佛教大学宗教文化ミュージアム(京都市右京区)で報道陣に公開された。仏像は高さ98.6センチ。衣の彫法などから、鎌倉時代の仏師・快慶の弟子が作ったと推定されるという。長く高野山真言宗の玉桂(ぎょっけい)寺(滋賀県甲賀市)に安置されていた。浄土宗は「法然上人の思想をひもとく上で意義深い」として、玉桂寺と協議。今年1月18日、有償譲渡してもらう契約を結んだ。
仏教の世界にも商取引があるんですね。阿弥陀仏はすべての衆生を救ってくださる有難い仏様だと聞いております。「1億8千万円」という金額をと聞くと俗世間の生々しさが伝わってくるようです。信仰の対象である仏像が仏教界という内輪の世界で金銭譲渡されたということに釈然としないのですが。また野次馬的好奇心を発揮してみると譲り渡した玉桂寺さんは代金の「1億8千万円」をどのように使うのかが気になるところです。
落語「はてなの茶碗」※では道具屋の茶金さん、思いがけず手に入った大金を困った人々に施しをすることになっています。茶金さんが儲けた金子を自分のものとせず施しをするということで落語の聞き手はホッと安心する場面です。
世界に目を向けると災害や戦禍により飢えや病に苦しんでいる人達であふれています。この阿弥陀仏像の引っ越しで動いた「1億8千万円」の幾ばくかでも施しに使われたら世間の聴衆もホッとするのではないでしょうか。
※はてなの茶碗
京の町で担ぎの油屋をしている男が道具屋金兵衛さんの店に思い込みで持ち込んだ安物の茶碗が御公家さん、御天子さんの目にかかりついには鴻池善衛門さんに千両で買い取られるという噺。
(記事の抜粋)
浄土宗の宗祖・法然の一周忌供養に作られながら、真言宗の寺に安置されていた国の重要文化財の「木造阿弥陀如来立像」が、浄土宗に1億8千万円で譲渡され、1日、浄土宗系の佛教大学宗教文化ミュージアム(京都市右京区)で報道陣に公開された。仏像は高さ98.6センチ。衣の彫法などから、鎌倉時代の仏師・快慶の弟子が作ったと推定されるという。長く高野山真言宗の玉桂(ぎょっけい)寺(滋賀県甲賀市)に安置されていた。浄土宗は「法然上人の思想をひもとく上で意義深い」として、玉桂寺と協議。今年1月18日、有償譲渡してもらう契約を結んだ。
仏教の世界にも商取引があるんですね。阿弥陀仏はすべての衆生を救ってくださる有難い仏様だと聞いております。「1億8千万円」という金額をと聞くと俗世間の生々しさが伝わってくるようです。信仰の対象である仏像が仏教界という内輪の世界で金銭譲渡されたということに釈然としないのですが。また野次馬的好奇心を発揮してみると譲り渡した玉桂寺さんは代金の「1億8千万円」をどのように使うのかが気になるところです。
落語「はてなの茶碗」※では道具屋の茶金さん、思いがけず手に入った大金を困った人々に施しをすることになっています。茶金さんが儲けた金子を自分のものとせず施しをするということで落語の聞き手はホッと安心する場面です。
世界に目を向けると災害や戦禍により飢えや病に苦しんでいる人達であふれています。この阿弥陀仏像の引っ越しで動いた「1億8千万円」の幾ばくかでも施しに使われたら世間の聴衆もホッとするのではないでしょうか。
※はてなの茶碗
京の町で担ぎの油屋をしている男が道具屋金兵衛さんの店に思い込みで持ち込んだ安物の茶碗が御公家さん、御天子さんの目にかかりついには鴻池善衛門さんに千両で買い取られるという噺。
うちのお寺も浄土宗ですので、800年忌に向けて数年前から寄付を募りはじめました。法然さんはそんなこと望んだはるかなと嫌な気がしながらも、まあ、出せない金額ではなかったので、出してしまいました。
その後もこの忌に乗じてか、戒名をもらうための会とかの案内がきたり、、、もう、そこまでは付き合いきれません。
1億8千万円のほんのわずかな一部は私の浄財(笑)ですので、私も救われるはずですね。ほほ
>法然さんはそんなこと望んだはるかな
法然さんはただただ「南無阿弥陀仏と唱えなはれ」って言わはるだけやと思います。
契約更新よかったですね。