バンクーバー五輪

一月行く、二月は逃げるとか申しますが、あっという間に三月になりました。二月は冬季オリンピックが開催されメディアでの報道も喧しさを競っていました。とりわけてオリンピックが好きというわけでもないのですが、家人がフィギュアスケートを好きなおかげで私も競技を目にする機会が少なからずありました。男子の高橋選手、女子の浅田選手すばらしい技を見せてくれました。まことにありがたいことです。

氷上の競技選手で一番関心をもったのがフィギュアスケートペア川口悠子選手。ロシア国籍を取得してまでオリンピックに出たいという意思がいいですね。彼女が言ったこと「日本のためとか、ロシアのためではなく、自分が好きだから滑っています」を聞いて嬉しくなりましたね。
国のためだとか母校のため、また故郷のために頑張るっていうのは偽善っぽくってどうも好きになれなかったのです。以前、オリンピックでメダルを取った水泳の選手でしたか「子どもたちに夢をあたえるのが目標です」っていうのがいましたが、その時は「おいおいそれは違うやろ」って即ツッコミをいれましたね。

マラソンの有森選手が言った「自分で自分をほめてあげたい」や今度の川口悠子選手の「自分が（スケートを）好きだから・・・」って素直に自分の気持ちを表すアスリートが好きです。

オリンピックで国別の獲得メダル数を一番に考えるやり方はそろそろやめにしたらいいと思いますね。メダルはあくまでも素晴らしい能力を持ち比類のない精進を重ねた選手個人を讃えるものという考えが広まればいいですね。

川口さん、好きなフィギュアスケートをずっと続けてください。