とかくに人の世は・・・

智に働いてみたり情に棹さしてみたりしながら
思いついたことや感じたことを徒然に記します 
  nob

してみるかな、「世逃げ」

2008年04月14日 | つれづれ
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ひろさちや氏著”「世逃げ」のすすめ”読了。

昨年上梓された「狂いのすすめ」の続編で、ひろさん流の「で」「あ」「い」をベースに語られています。
逃げ」ではなく「逃げ」なんです。

タラメ」哲学
  サイコロを振って出た目のとおりに。世間の”ものさし”を捨てて仏様、神様の”ものさし”に従う。
きらめ」思考
  「あきらめる」ということはもともと明らかにするということ。
い加減」実践
  芭蕉の句 「草いろいろおのおの花の手柄かな」のとおり。みんな違って、みんないい。

世間の”ものさし”を捨てて、自分だけが楽しめる「心理空間」を作っておいて世間が厭になった時、煩わしくなった時そこに逃げ込む。この書ではそれが「世逃げ」だと説いています。


この書のなかで引用されているユダヤのジョークをひとつ。

ある男が神様に質問しました。
「神様にとって、人間世界の一万年はどれくらいの時間ですか」
「うん、一分くらいだ」
神の答えを聞いて、男はまた別の質問をしました。
「では、神様からすれば、一億円というお金は、どれくらいの値打ちになりますか?」
「そうだな、まあ一円くらいのものかな・・・・」
「で、神様、ちょっとお願いがあります。その神様にとっての、たったの一円をわたしに恵んでください」
「ああ、いいよ。一分だけ待ちなさい」

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