お正月気分も抜けた一月下旬のおだやかな日和に喜六、清八、源兵衛の三人が阪急総持寺駅に10時集合。駅から歩いて5分、住宅街の一画に一段高く総持寺の境内が広がる。
ここのご本尊は亀に乗った観音さん。なんでも開基藤原山蔭が子供の頃に亀に助けられたことが縁起となりこのようなお姿の観音さんが祀られているとのこと。秘仏となっている「亀に乗った観音さん」を想像しながら、納経し御朱印をいただく。
総持寺駅へ戻り、阪急電車で南茨木へ出て、そこから大阪モノレールで千里中央へ向かう。千里中央からはバス。箕面のお山方面へ約40分、バス停の真前が応頂山勝尾寺。
寺名の由来は、行巡上人の代に清和天皇の病気治癒の祈祷を行い、天皇の病が癒えたことから、寺の法力が王に勝ったということで、天皇が『弥勒寺』を『勝王寺』に改名したことによる。
しかし、寺側はあまりにも畏れ多いとして、『王』を『尾』に変え『勝尾寺』としたと伝えられている。
お参りを済ませふたたびバスで千里中央駅へと向かう。
千里中央駅で遅めの昼食をとり、モノレールで今度は蛍池へ。蛍池で阪急電車に乗り換え中山寺へ向かう。本日最後の札打ち。
駅から土産物やこの地の特産物の店がならぶ参道を抜けると中山寺山門が現れる。
ここは安産祈願に訪れる妊婦さんたちで賑わう。そのせいでもあるのか寺院には珍しく境内にエスカレーターが設置されている。 たぶん三十三所で唯一だろう。やさしい配慮がなされている。そんなこと思いながら、納経し御朱印をいただき帰途に着く。
補陀洛山 総持寺
宗派 高野山真言宗
創建 寛平2(890)年
御本尊 千手千眼観世音菩薩
開基 中納言藤原山蔭
御詠歌
おしなべて 老いも若きも 総持寺の ほとけの誓い 頼まぬはなし
応頂山 勝尾寺
宗派 真言宗
創建 神亀4(724)年
御本尊 千手千眼観世音菩薩
開基 開成皇子
御詠歌
重くとも 罪には法の かちおでら ほとけを頼む 身こそやすけれ
紫雲山 中山寺
宗派 真言宗中山寺派(大本山)
創建 推古天皇時代(593~628)年
御本尊 十一面観世音菩薩
開基 聖徳太子
御詠歌
野をもすぎ 里をもゆきて 中山の 寺へ参るは 後の世のため
札打 2013年1月26日
あの時、源さんはたしか洋行帰りやったんかな。
いま、西国観音巡りをしていた時のことが懐かしく思えるようになるくらいになりました。ちょとした目標があると生活に張りが持てて、老いの速度をゆるやかにするのではないかと思うこの頃です。
三十三所巡礼のように継続できるちょとした目標を模索してます。p(^ ^)q