とかくに人の世は・・・

智に働いてみたり情に棹さしてみたりしながら
思いついたことや感じたことを徒然に記します 
  nob

西国十二、十三、十四番

2014年10月28日 | 仏像・寺院等

この日はJR・京阪石山駅9:00集合。喜六、清八、源兵衛の三人で巡礼開始。毎月17日には石山駅から岩間寺へ無料シャトルバスが運行されるとの情報を得て、この日のお参りとなった。空を見上げると雲行きが怪しい。予報ではくもり時々雨となっている。三人揃ったところでバスに乗り込む。車内はほぼ満員の状況。やはり17日のご縁日は参拝客が多いようだ。

山道をバスに揺られて約35分で岩間寺へ到着。ぽつぽつと秋雨が降り出した。府県境に位置する標高445mの岩間山頂からは生憎の空模様で下界は見渡せない。
納経を済ませ御朱印をいただく。本堂の横に芭蕉の句で有名なあの「古池」がある。思ったよりも小さい。今日は縁日で参拝客で賑わっているが、普段は蛙が飛び込む音が聞こえるぐらいの静寂が想像できる。

                  

下りのシャトルバスに乗り石山寺で下車する。重要文化財に指定されている山門をくぐり本堂へと歩みを進める。境内には楓が多く植えられていて紅葉の名所でもある。石山寺とは、巨大な珪灰石の上に建てられたのがその名の由来となっている。この珪灰石の上に立つ多宝塔は日本三大多宝塔のひとつで国宝となっている。
                

本堂の観音様に一礼。納経を済ませ御朱印をいただく。
本堂北側に花頭窓のある小さな部屋「紫式部源氏の間」がある。ここに紫式部が籠もり源氏物語を書いたという。

                 

石山寺参拝をすませ瀬田川沿いに歩くこと数分。京阪石山寺駅から石山坂本線の三井寺まで乗車。十四番三井寺へ向かう。三井寺駅を出て琵琶湖疎水に沿って山側の方に約10分歩くと、この日3ヶ寺目の園城寺、三井寺に到着。まず観音堂へ御参りをしようと、仁王門を通り過ぎ南の総門へと向かう。受付を済ませ階段を上るとすぐ観音堂が現れる。納経を済ませ、御朱印をいただく。
             

広い境内には近江八景の一つに数えられる三井晩鐘や弁慶の引き摺り鐘、三井寺と称される由縁となった霊泉「閼伽井」がある。この水が天智、天武、持統の三天皇の産湯に使われたと伝えられている。

                  

 

無事札打ちを終え、京阪電車で三条へ出て遅い昼食をとる。昼食後、源さんとはここでお別れし、清やんと喜六は淀屋橋へ向かう。清やんが応募し引き当てたラジオ番組のイベント落語会入場券を持って。

 札打 2012年10月17日

   岩間山  正法寺(岩間寺)(いわまさん しょうほうじ いわまでら)
   

      宗派   真言宗                                    
      創建   養老6年(722)
      御本尊  千手千眼観世音菩薩
      開基   泰澄大師              
    

     御詠歌    水上は いづくなるらん 岩間寺 岸うつ波は 松風の音


         
 石光山  石山寺(せっこうざん いしやまでら)

      宗派   東寺真言宗                                  
      創建   天平19年(747)
      御本尊  如意輪観世音菩薩
      開基   良弁僧正
   

      御詠歌      後の世を 願うこころは かろくとも ほとけの誓い おもき石山


          
  長等山  園城寺(三井寺)(ながらさん おんじょうじ みいでら)

     宗派   天台寺門宗(総本山)                             みいでら    
     創建   朱鳥元年(686)
     御本尊  如意輪観世音菩薩
     開基   大友与多王

      御詠歌     いで入るや 波間の月を 三井寺の 鐘のひびきに あくる湖

  

  おまけ 

  ABCラジオ土曜も全開落語会 (朝日生命ホール)
    演目

    桂ちょうば ぜんざい公社
    桂吉弥  七段目
    桂米団治 替り目

 

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2 コメント

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Unknown (源さん)
2014-11-08 10:45:33
確かこの時は、バスの中でえらく親切な女性にあったのではなかったでしょうか。雨降ってたことも覚えています。今月中に竹生島さんのお参りしたいのですが、なかなか、行き足がつきません。言ったら一日5000円仕事やということもありますが。というくらいエエカゲンな信心です。と言いながら明日、ブラっとということもありますが。
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近江から京へ (nob)
2014-11-08 21:57:50
巡礼日記も大津まできました。次はいよいよ京都市内です。
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