１万時間の壁

海外の有名音楽学校で生徒の才能や資質に何がどのように影響を及ぼしているのか調査をしました。

世界で通用するソリストグループ、ソリストにはなれないがプロとして活躍できるグループ、音楽学校で教えられるレベルのグループと３つのグループに分けて、日常生活、幼児期の教育環境、両親の職業など様々なデータを集めて分析しました。

全てのグループで３歳～５歳で音楽教育がスタートしていました。両親のどちらかは音楽関係の仕事をしていました。あまり大きな違いは見られませんでしたが、１つだけ決定的な違いが見つかりました。

現在までの練習トータル時間数です。世界に通用するソリストは10,000時間、プロとして活躍できるグループは8,000時間、音楽学校で教えられるグループは6,000時間の練習時間をこなしてきたそうです。

継続して10,000時間を投入できる何かを、情熱を持てる何かを見つけられたら、集中して時間を投入できるかもしれません。ただし、制約条件は”好きこそ物の上手なり”ですね。