朗読教室ブログ「海のまち朗読館」

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お家にいながらコミュニケーション上手になるブログ


           

「朗読台本編集講座」について

2019-05-21 19:55:23 | 海のまち朗読館

 
先月お知らせいたしました台本編集講座について、
お問い合わせをいただいておりますので、もう一度ご案内させていただきます。
 
朗読会などに出るとき、読む本について悩まれる方が多いものです。
10分くらいで読めるものを探すと、
なかなか見つからないのですね。
すると、全体を短くするか、またはある部分を抜粋するか、
どちらかになるのですが、
どこを選ぶか、というよりどこをカットするか、
なかなか決めるのが難しいのです。
どこもとても大事だから、全部読みたいと思うのです。
 
そこで、朗読の聴き手の立場に立った、
わかりやすい編集のポイント、
物語のカットや抜粋のテクニックについて、
少人数で学ぶ講座を開きます。
 
これは、「朗読台本を自分で創作する」講座ではありません。
オリジナルのストーリーを考えるのではなく、
既存の物語を、耳で聴いてわかりやすくするために、「短く編集する」講座です。
編集といっても、文章を変えることはしません。
あくまで「カットする」「短くする」だけです。
 
物語は、もともと目で読む前提で書かれており、
初めから声に出して読まれること、
耳で聴いて理解することを前提にされてはいません。
 
そして、朗読を聴くということは、読み手が思う以上に「体力的に消耗する」ものです。
ですから読み手は、聴き手にできるだけ負担のない朗読を意識するとよいのです。
耳で聞くだけの場合、「省いたほうが理解しやすい」箇所は、どの物語にもかなりな分量あります。
どこを残すのか、省くのはなぜかには理由があります。それを学ぶことで、
読みたい物語を、持ち時間に合わせて自由に編集することができるようになります。
講座では、実際に芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を、9分の朗読台本に編集します。
最後に、全員に編集済みの完成台本(下の写真です)をプレゼントさせていただきますので、
朗読会や、サークルのテキスト、朗読教室のテキストなど、ご自由にお使いください。
また、短くしたい物語で迷っている方は、個別Q&Aの時間で、ご相談いただけます。
 
「海のまち・朗読台本編集講座」
日時■7/13(土)12時半~15時45分
場所■藤沢ミナパーク
定員■6人
費用■9,980円

 
お申し込みはメールでどうぞ。
 
 
 


 

「海のまち・朗読リサイタル2019」満員御礼

2019-04-08 19:56:57 | 海のまち朗読館

きのう4/7(日)、無事に朗読リサイタルを開くことができました。

お天気は安定しているか、

電車などの交通機関は通常通り動いているか、

皆様の体調や、皆様のご家族の体調はお変わりないだろうかと、気がかりでしたが、

出演者全員が無事に会場に集まることができ、

リハーサルを行うことができ、

本番も滞りなく流れ、

本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

写真は、会場の「ル・クラシック」のエントランス。

満開の桜に祝福されて、私たちは朗読の一日を楽しむことができました。

 

シンセサイザーの早希さんは、早くから会場入りされ、シンセサイザーを設置されました。

演奏して、それが会場にちゃんと聞こえるようにセッティングするのは、なかなかに大変な作業なんですね。

ピアノであれば会場でお借りできるのですが、

私の希望で、早希さんにはシンセサイザーを持ってきていただきました。

そしてシンセサイザーはPAを通した音なので、

朗読が生声では異質なパフォーマンスになってしまうことから、

出演者は全員マイクで朗読します。

マイクワークは慣れないと難しいのですが、

皆様しっかりマイクに声をのせて下さり、ここでも感謝感謝です。

 

私はいつも大変バタバタしており、写真を撮るのを忘れてしまうので、

今年も吉野写真企画の佐藤さんに、全員の写真を撮ることをお願いしました。

こちらは、ひとりひとりの朗読中の写真をアップで撮ってプリントして、送ってくれるのです。

去年大変好評でしたので、今年も出来上がるのが楽しみです。

データもいただけるので、上がってきたらこちらでもアップしたいと思います。

 

今年はクラスをまたいで長い作品を演出しました。

初めての試みでしたが、最後に通しで合同練習をして、全体の流れの中で見た時、

思う以上に一体感があって、驚いたものです。

自分のところを練習通りに読むのではなく、他の人たちの読みを聴きながら一緒に物語を旅し、

他の人たちの読みの息使いに合わせて自分も読むことを、

全員が実行してくれた成果です。

本番では、その時起こることが一番正しい、ということを、

みんなで感じた一日でした。

 

お客様、出演者の皆様、シンセサイザーの早希さん、受付の幸子さん、PAの佐和子さん、会場のおしゃれなお二人、

心からお礼申し上げます。

私の、一年で一番幸せな日が今年もやってきたことに、感謝です。

また来年のリサイタルに向けて、朗読を楽しみましょう。

ありがとうございました。

 

「海のまち朗読館」では、このあと、どなたでも朗読できる朗読イベントを予定しています。

詳しくはこちらをどうぞ。

 

 

 


新年のお稽古

2019-01-14 20:08:35 | 海のまち朗読館

1月も半分が過ぎようとしています。

「海のまち朗読館」では、通常のお稽古が始まっており、毎日皆様と朗読を楽しんでいます。

リサイタルに向けた本格的な練習、テクニックを身につけるための本格的なクラス、

春から朗読講師としてお教室を開かれる方のための本格的な自立のための講座。

今年のテーマは「本格、本気」という感じになってきました。

けっこう「熱い」時間です。

毎日の生活の中で、他のことを忘れて集中する時間が、ほんの少しでもあると、

頭も心も体も、すっきりするような気がしますね(^O^)

それは朗読でも叶います。

物語を描いた作者の世界に集中し、自分とほかの人の心を、物語の登場人物に重ね合わせ、

体と声で表現する、夢中な時間。

今年もそれを続けていきたいと思って下さる皆様と一緒に、

これまで見たことのなかった場面を作ってみたいなと思います。

どうぞよろしくお願いします!

 


今年も大変お世話になりました

2018-12-30 18:29:19 | 海のまち朗読館

平成最後の大晦日をあすに控え、お忙しくお過ごしのことと存じます。

「海のまち朗読館」も年内すべてのお稽古を終了しました。

今年通って下さった生徒様、大変お世話になりました。

2014年に開校してから5年、皆様のおかげをもちまして朗読教室を続けてこられましたことに、

心からお礼申し上げます。

生徒様、生徒様のご家族様には、感謝の気持ちでいっぱいです。

皆様が、お健やかに、良い新年をお迎えくださいますことをお祈り申し上げます。

どうぞ2019年も、よろしくお願い申し上げます。


2019年「海のまち朗読館」カレンダー

2018-11-20 17:42:44 | 海のまち朗読館

今日は、カレンダーが届きました。

「海のまち朗読館」初めての、名入れカレンダーです(^O^)

鵠沼海岸で朗読教室を始めて5年目、おかげさまで、たくさんの生徒様に恵まれ、毎日楽しく朗読させていただいております。

皆様に少しでも喜んでいただきたい、日ごろのお礼の気持ちをどんなふうに表わしたらいいかしら?と考えていて、

ふと、そうだ!と思い立ち、カレンダーを差し上げることに決めました。

「海のまち朗読館」では、クラスの生徒様に年間のレッスン予定をお渡ししていますが、

カレンダーにそれを書き込んでいただいて、わかりやすくその月の予定として見ていただきたいと考えたのです。

色々なカレンダーがありましたが、すぐに「これが好き!」と思ったのが、いせ辰のものでした。

もう何十年も前から気に入って、ポチ袋やポスターなどを集めたり、海外からのお客様のお土産にお渡ししている、いせ辰の江戸千代紙。

へえ~、カレンダーになっているんだ~、ってちょっと驚き(*^_^*)

壁掛け用と、卓上用があり迷いましたが、キッチンなどに貼っていただいて他の予定もたくさん書き込めると便利だなと思い、

壁掛けに決めましたよ~。

早速明日のお稽古から、生徒様に一人ずつお渡しできます。

皆様が喜んで下さると嬉しいのですが(*^^)v

名前とアドレスが入っています。

来年も一年間、「海のまち朗読館」を可愛がっていただけますように!

 

 

 


朗読を通して私たちが想うこと

2018-10-14 21:11:21 | 海のまち朗読館

10月に入り暑い日が続いていましたが、ここ数日でめっきり秋が深まってまいりましたね。

朗読にも良い季節になりました。

「海のまち朗読館」では、朗読の前にボイストレーニングを行うのですが、腹式呼吸でゆっくり息をするので、とても暑くなるのです。

汗をかくので新陳代謝に良いのですが、夏は大変ですから、これからの季節はだいぶ楽になります(*^_^*)

思い切り呼吸して、力強い呼気で地声を出すのは気持ちよいものです。

身体を整えて声を出すことは、心身の健康にも役に立ちます。

深い呼吸から生まれる声は、自分の心を気持ちの良い解放感で満たしてくれます。

心の奥にしまっていた色々な感情が、洗われて、ホッとする瞬間は、気持が軽くなるのでわかります。

息を、強く長く吐き、ゆっくり吸い、喉を開けてはっきりと、胸に響く地声を出すことで、それが可能になる時があるものです。

過去や未来に安心感を抱き、自分自身に対する信頼感が、朗読によってもたらされたなら素晴らしいですね。


夏休み朗読会・満席になりました

2018-07-15 20:09:24 | 海のまち朗読館

8/1に開く「夏休み朗読会」の参加枠がいっぱいになりました。

お申し込みくださった皆様、ありがとうございます!

この小さな朗読会は、会場の広さも十分ではございませんので、観覧においでいただくこともできず、申し訳ございません<(_ _)>

朗読者のみ集まって、こじんまりと、自分の朗読を披露したり、他の方の朗読を聞いて楽しむ朗読会になります。

この季節は、鵠沼海岸から江ノ島まで、たくさんの海の家が並びとても賑やかです。

朗読会の後は、素足で海辺を歩きながら波に足を浸したり、海の家でかき氷を食べたり、懇親散歩をする予定です。

今回おいでになられなかった方も、またあらためて朗読会を開きますので、その時はぜひおいでくださいませ。


リサイタルの写真「クロッカス組」

2018-06-09 20:10:18 | 海のまち朗読館

4/1リサイタル第3部の二作品目は、クロッカス組の「よだかの星」でした。

鷹に「名前を変えるよう」強制的に迫られ、家を離れるよだか。

生きているのがつらい、つらい…。

一瞬でも自分が星のように光る存在になることに希望を託して、全身の力を振り絞って飛ぶのだけれど、どこにも届かない、誰も助けてはくれない。

そして力尽きた時、よだかが見たものは。

クロッカス組は3人です。

ナレーション、よだか、そのほかの登場人物すべて、の担当で上演しました。

どのパートも読みごたえがあり、練習は大変なのです。

皆様ひたむきに取り組んで下さり、当日はお客様に大変な反響を呼びました。

後半は宇宙に向かっての会話なのですが、思い切り遠くに向かって叫ぶよだかのせつない思いで、ホール中がいっぱいになりました。

聴いていて、読んでいて、胸がいっぱいになる物語、眼で読むだけでは味わえない世界で、ホールは一体になりました。

読み手と聴き手の皆様にあらためて感謝申し上げます。