今日は「さくら組」のおけいこ日。
後期の作品「婚期」林芙美子を読みました。
少し短くしましたがそれでも20分近くありますので、これからさらに短くすることになりそうです。
お見合いに気が進まず独身の登美子。
26で「オールドミス」と言われながらも心の中で懐かしく好ましく思う男性から求婚され…。
「私はもうおばあさんですよ…」、「じゃア、僕が杖になって上げましょう」。
な~んて、ほっこりコメントがおしゃれですね。
この二人はきっと幸せになると思える、温かい作品です。
今日は「さくら組」のおけいこ日。
後期の作品「婚期」林芙美子を読みました。
少し短くしましたがそれでも20分近くありますので、これからさらに短くすることになりそうです。
お見合いに気が進まず独身の登美子。
26で「オールドミス」と言われながらも心の中で懐かしく好ましく思う男性から求婚され…。
「私はもうおばあさんですよ…」、「じゃア、僕が杖になって上げましょう」。
な~んて、ほっこりコメントがおしゃれですね。
この二人はきっと幸せになると思える、温かい作品です。
「海のまち朗読館」の9月からのレッスンが始まりました。
今月から、4月2日の朗読会に向けたお稽古が始まります。
今日は桔梗組の皆様がおいで下さり、作品をお渡ししました。
3人で読むことになるのは、小川未明の「牛女」というお話です。
小川未明は「日本のアンデルセン」ともいわれる、児童文学の作家です。
「牛女」はあまり読まれる機会がないのですが、私はこのお話が好きで、これまで桔梗組では「注文の多い料理店」や「入れ札」など、強い印象のお話を読んできたので、今回は新しい分野を経験してほしいという気持ちがあり、このお話を選んだのです。
「牛女」は、新潟に伝わる昔話を未明がお話に仕立てたものだといわれているようです。
貧しい母と幼い息子の苦しい環境でのけなげな暮らし、病で息子を残し逝かなければならない牛女の母心、
村の人々の愛情、息子の改心…。
今日初めて目を通した生徒様の一人は、目を真っ赤にされて泣きながら読まれていました。
ちょうど今、小学生のお子様をとてもかわいがって大事に育てていらっしゃるお母様ですから、牛女の気持ちに共感されたのですね。
牛女は、冬になると、雪形(ゆきがた)として息子を見守り、息子もそれを観ながら母を恋しく思うのでした。
素直な心で読むことのできるお話だと思います。
ご興味のある方は、青空文庫で検索するとすぐ読むことができますよ。