4/3のリサイタルのサウンドプログラムも完成しましたので、ブログにて作品のご紹介をしてまいりたいと思います。
「海のまち朗読館」のリサイタルでは、朗読者へのインタビューや、トークは行いません。
お客様にはゆっくり朗読の世界に浸っていただきたいと考えております。
このブログでの作品のご紹介が、朗読を聴く際の参考になれば幸いです(^O^)。
今日のご紹介は「ふしぎな岩」林芙美子。
林芙美子は明治~大正~昭和を生きた女流作家で、長編や短編、童話など様々な作品を残しています。
従軍記者として戦地にも赴き、多くの経験から紡ぎだされた物語は心の琴線に触れ、いつまでも記憶に残ります。
「ふしぎな岩」は、ささやかな日常への感謝や愛情を思い出させる話で、どんな人にも経験のある、向う見ずな行動による失敗と後悔を見つめるまなざしが暖かいことに安心感を覚えます。
今回は全体をシャープに聴かせるために、ところどころトリミングしました。
曲はビバルディのマンダリン協奏曲RV425です。
転がる岩の躍動感を一緒に味わっていただけますように。