浮島ヶ原自然公園 公園レポート

静岡県富士市にある自然公園です。
このブログでは、浮島ヶ原自然公園の日々の様子についてお知らせしていきます。

オギとススキ

2012-11-20 21:47:46 | 浮島ヶ原自然公園の植物
公園の北部でそよいでいる穂。
ススキと思われがちですが、オギです。



そこで、オギとススキの穂を並べてみました。左がオギで右がススキです。
オギのほうが毛が白く長いのがよくわかります。



さらにアップにしてみました。見た目の通り、オギのほうが毛が長いので手触りが柔らかです。
フクロウなどを作る時など、オギのほうがふわふわのものになります。

もし「穂」を見つけたら、ススキなのかオギなのか、見て確かめてみてくださいね。

ウバメガシのドングリが採れました

2012-11-18 17:14:03 | 浮島ヶ原自然公園の植物
駐車場の南側に植えられているウバメガシ。
その下にドングリがたくさん落ちています。



虫食いも多いですが、きれいなものはクラフト等に使えそうです。
さっそく拾って干しておきました。

こうして集めた木の実などを管理棟にストックしています。
それを使ってクラフトを作りたい方は、管理棟まで申し出てくださいね。

ヨシの刈り取りが始まりました

2012-11-08 20:18:13 | 公園の維持管理
枯れ始めたヨシの刈り取りが始まりました。



このヨシは無料でお分けしています。
希望する方は、富士市都市整備部みどりの課(TEL:0545-55-2793 midori@div.city.fuji.shizuoka.jp)までお申し出ください。

こうして刈ることで、早春に咲く植物たちが育つことができます。
これも、植物保全のための作業になります。

「蛸の足」ができています

2012-11-03 05:13:31 | 浮島ヶ原自然公園の植物
公園入り口の水辺に赤い「蛸の足」が出来ています。



花序が、吸盤の並んだタコの足に見えることから「タコノアシ」といいます。
すっかり赤くなって、タコらしくなりました。

この植物は、洪水などで攪乱された場所で生育します。
最近は治水が良くなって洪水も減り、河原の攪乱も少なくなりました。そのため数を減らしている植物でもあります。環境省レッドリストで準絶滅危惧の植物です。
このタコノアシたちは、開園した頃に付近の田んぼのあぜから救出してきたタコノアシの子孫です。
これからも、公園内で増えていってくれるといいなと思います。