浮島ヶ原自然公園 公園レポート

静岡県富士市にある自然公園です。
このブログでは、浮島ヶ原自然公園の日々の様子についてお知らせしていきます。

1/6に「七草がゆと羽根つき遊びを楽しもう」を開催します

2012-12-30 00:16:24 | 自然観察会
「芹 なづな 御行 はくべら 仏座 すずな すずしろ これぞ七種(ななくさ)」
1月7日は、七草(人日)の節句です。
そこで、公園やその周辺に生える春の七草を観察して、さらに七草摘みをしようと思います。自分が摘んだ七草は、7日の朝のお粥に入れることができます。また、当日もお昼に七草がゆを作って食べようと思います。定番の塩味だけではなく、違う味のお粥も準備する予定です。



さらに、木の板を削って、または木の羽子板に自分で絵を描いて、オリジナル羽子板作りも行います。
ムクロジの種に羽をつけて羽根も作り、羽根つき大会も行おうと思います。





持ち物は、摘んだ七草を入れる袋、カッター、防寒具、あたたかい飲み物です。

冬休み最終日に、3世代で楽しみませんか?
事前の申し込みは必要ありません。また、無料です。
多くの参加をお待ちしています。
寒いですが、小さな春を見つけましょう。

開催日:平成25年1月6日(日)
時間:9:00~12:00
持ち物:採った七草を入れる袋・カッター・防寒具・あたたかい飲み物

ヒメガマの穂が綿毛を飛ばしています

2012-12-27 18:57:56 | 浮島ヶ原自然公園の植物
管理棟の西側水路に生えるヒメガマ。
その穂が、綿毛を飛ばしています。



フランクフルトソーセージのようだった穂が、熟してはじけていました。



手に取ると、一気に数倍にふくらみます。
この綿は、かつて「蒲団」の中綿として使われました。貴族は、この蒲団で寝たようですね。
庶民には、火口(ほくち)として火打ち石の火花を火に起こす時に使われました。
水辺に生えるガマは、古くから利用されてきた植物でもあります。



ただ、綿毛が細かいのであちこちに張り付いてしまいます。
傍らのコセンダングサも、綿毛まみれでした。
この綿毛を吸い込んでしまうと、気管に張り付いて大変なことになるようなので、吸い込まないように気をつけてくださいね。

カヤネズミの巣がありました

2012-12-27 17:51:48 | 浮島ヶ原自然公園の生き物
枯れたヨシが刈られた園内で、アゼスゲがあった場所をガサガサと探してみました。
目的は、カヤネズミの古い巣です。
一昨年もこの場所で巣の残骸があったので、もしかしたらあるかも…と思って探してみたわけです。



そうしたら、ありました!
まさか本当にあるとは思いませんでした。
時間が経っているので、若干上の方の葉がほどけてきていますが、それでもきれいな巣です。



さっそくまわりの葉ごと切り取って、管理棟の展示に加えました。
カヤネズミの人形かぬいぐるみと一緒に展示したいなと思っています。

来年度から、浮島ヶ原自然公園が環境省モニタリングサイト1000里地里山調査の一般サイトに内定しました。
その一環でカヤネズミ調査も行う予定です。
園内のどの場所で、どれぐらい営巣しているのか、きちんと調べていきたいと思っています。