このガイドでは、「札所」以外の寺社仏閣を紹介して行きます。
現在は「札所」巡りを中心に探索していますが、それ以外の寺社仏閣も訪ね歩いています。
その中で、お気に入りや感動した、驚いたお寺を中心に紹介していきます。
さて、映えある第1回目は、今いちばん気になっている「仲井薬師堂」にしてみます✋😌👌
寺院名:仲井薬師(なかいやくしどう)
所在地:ときがわ町玉川1877
御本尊:薬師如来
来訪日:令和5年6月4日(毎週行ってますが)
①建物:あり
②住職:無住(法事などは鳩山町金澤寺)
③管理人:地域の役員の方(守護会)
④駐車場:なし(徒歩5分くらいにある役場駐車場利用)
⑤トイレ:なし(役場近く公民館川)
⑥堂内写真撮影:可能(SNSアップ不明)
⑦御朱印:なし
⑧ご開帳:あり。
5月14日(日)13:00~花祭り
10月8日(日)16:00~秋のお祭り(この時は嵐山町の班渓寺)
(レポート)
朱色の屋根が青空に映えます📷´
現在の建物は三代目。江戸時代の建物です(享保。今から170~180年位前)。
ときがわのみならず近隣の鳩山や嵐山などからの寄付により建てられたそうです🏠
三回目に建てられた時の棟札が残されています。
最近屋根の修理を行ないました。
なんとここは檀家を持たない信仰のためだけのお堂です(飯能市の高山不動尊と同じ)。
なぜ?🤔🤔🤔
扁額も渋い
薬師さまを祀ってる場合「瑠璃殿」の文字が入ります✋😌👌
こちらの薬師さまは「目の病気を直してくれる」ことで有名とのこと👀✨
入口の龍の彫り物も見事🐲
東京浅草の彫工によるものです。
風の吹き方によっては、この龍が鳴くことがあるとの事です(噂ですが)。
さて、堂内に入ってみます。
(掲載許可を得ていないため文章でお楽しみください)
まず驚いたのが天井画。
全部で66枚。十二支や動植物が描かれています。
画師は記録がないため不明。
京都のお寺や神社は有名ですが、まさか比企地区で見られるとは🌷
少し色あせしていますが、文化財としても価値が高いのではないのでしょうか。
(すべてを写真に収めたパネルです。窓から覗くと見えます)。
続いては、厨子です。
こちらはお堂より古く文化3年(200年くらい前)です。
建物より厨子の方が古いのです。設置場所も説明がつかない点があり、「厨子」を中心として建物が作られたのでは?とのことでした。
さて、いよいよ御本尊さまです。
小ぶりの「薬師如来」です。
脇侍は更に小さな「月光」「日光」菩薩です(サイズ不明)。
さらにその外側に「十二神将」です。
まさに厨子の中は宝箱です。
厨子の両脇には「不動明王」、「聖徳太子像」ですが、詳細は不明です。
他にも奉納額や俳額、珍しい楕円形の柱など、見どころ満載です。
昨年、日本工業大学の黒津教授による堂内調査も実施されています。
境内にある大黒さまです。
こちらは寛政4年(1793)作。
薬師堂よりも74年も古いものです。
「薬師堂だより」も発行されています。
「薬師堂だより」も発行されています。
たくさんの方に読んでいただいて、このお堂の事を知っていただけたらと思います。
(最後に)
(最後に)
守護会の方も話されていましたが、なぜこのような建物がときがわ町にあるのか不思議です。檀家も減り維持が大変との事です。
文化財としての保存が望まれます。
掲載の許可をいただけたら、順次アップしていきます。
66枚とは立派です。
天井画は時折、見かけることがありますが、色あせている所多いです。
維持管理も大変ですし、出来る人もあまりいないのでしょう。
全部で66枚。十二支や動植物がは。十二支や動植物が描
コメントありがとうございます。
天井画は割と大きなお寺にあります(財力ある)。ここのは以前に堂守が住んでいたため少し煤けてしまっていますが、剥離することなく保存されていました。今後の解明が楽しみです。