海月美紗のしょうかっこう

小確幸とは 小さいけれども確かな幸せ という意味
何気ない毎日の中で 小さな幸せを見つけたいと思います

3月29日(金)相馬·都玉神社へ

2024年03月29日 | 神社仏閣
都玉神社、御祭神は相馬都胤命(そうまくにたねのみこと)。合祀神は大貴己命(おおなむちのみこと)、相馬昌胤命(そうままさたねのみこと)。
5歳で亡くなった相馬藩第五代藩主・相馬昌胤の息子·都胤(くにたね)の御霊(みたま)を祀った神社。都玉「くにたま」神社。
昌胤の死後、昌胤も都玉神社に合祀された。


常磐線の線路のすぐ隣りに一の鳥居と社号標。相馬駅14:56発の特急列車「ひたち」が走り抜けていった。

昨夜から今日の午前中まで、ずっと強い雨と風。参道に落ちた杉葉が、もう今はきれいに掃き清められていた。


手水舎には桜や椿が飾られていた。まわりは木々に囲まれていて静か、気持ちが和む。


二の鳥居の鮮やかな朱色が目に映える。奥に見える社殿には日が差して、青い空が見える。


石段を数段のぼり、自然石を敷き詰めた石畳を進む。社殿は、相馬市指定有形文化財。
周りは高い木々に囲まれているのに、ここには明るい日が差している。厳かな雰囲気。

相馬地方には珍しい、拝殿と本殿が一体となった吉田神道造りの社殿。御神紋は九曜紋。

社殿の裏山には、相馬都胤が埋葬された御廟がある。
途中まで登ったが、雨で道がぬかるんでいたり、折れた木の枝が道をふさいでいたり。


父・昌胤と、兄・尊胤が奉納したという石灯籠。
その後ろに見えるサカキ群は、相馬市指定天然記念物。


サカキの若芽とショウジョウバカマ。


午前中までの風雨が嘘のように晴れ上がり、青空が広がった。山々から湯気のような霧が立ちのぼっている。
雨に濡れた若芽が差し込む光に輝いて見えた。
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3月28日(木)相馬三妙見めぐり Ⅱ

2024年03月29日 | 神社仏閣

妙見は、仏教でいう「菩薩」。古来、神道と習合して神仏混淆(こんこう)の性格が強かった。

明治維新後の神仏分離により、相馬三妙見(相馬太田妙見・相馬小高妙見・相馬中村妙見)の御本尊だった妙見菩薩は、それぞれゆかりの寺院に遷された。したがって、妙見菩薩が祀られている三ヶ寺が、現在の「相馬三妙見」。


医徳寺(いとくじ) 

太田妙見より妙見菩薩を遷座



金性寺(きんしょうじ) 

小高妙見より妙見菩薩を遷座

東日本大震災後は、約5km北にある医徳寺の近くに仮寺務所を開いている。


相馬妙見 歓喜寺(かんぎじ) 

相馬中村妙見より妙見菩薩を遷座

敷地内に東日本大震災で亡くなった方の遺骨を納める慰霊堂が建立されている。


私の存在は、時間の流れとか果てしない空間とか、何か大きなものに包まれ守られているような気がしている。それは神様なのか、仏様なのか、あまり区別して考えたことはない。

妙見は、天空から人を見守り、方角を示し、人の運命を司る神として信仰されてきたという。

私は、月も星も好きだし、青空や暖かい日ざしが好き。お城も神社も好き。大きな木も、仏像も好き。

こうして私が今を生かされていることに感謝している。

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