彦根城は、迷宮のごとき白亜の世界遺産
所在地:兵庫県姫路市
別名:白鷺城(はくろじょう)
城地種類:平山城
築城年代:天正8年(1580)、慶長6年(1601)
築城者:羽柴(豊臣)秀吉、池田輝政
主要城主:豊臣氏、池田氏、本多氏、松平(奥平)氏、松平(結城)氏、榊原氏、酒井氏
天守の現状・形態:望楼型、五重六階地下1階、木造(現存)
黒田孝高の居城を羽柴秀吉が改修したのが天正8年(1580)、関ヶ原の戦い後、池田輝政が入り大改修を行い、連立式天守を完成させた
さらにその後、本多忠政が入城して西の丸などを増築し、現在の姿にした
姫路城は天守群の美しさ、複雑な縄張など、見どころが多い
主な遺構
天守群、櫓・門多数、本丸、二の丸、西の丸、三の丸、石垣、堀
姫路城は外見が白く美しいことが特徴
これは、池田輝政が築城した際に、白漆喰総塗籠造で城壁や屋根瓦を白く塗り込んだため
姫路城の天守は五重六階の大天守と4つの小天守(東小天守、乾小天守、西小天守)があり、その間に4つの渡櫓(イ・ロ・ハ・ニの渡櫓)がある連立式天守の構造
これらの合計8棟が国宝に指定されている
乾天守だけ最上階の屋根の向きが、大天守や他の2つの小天守(西小天守・東小天守)と異なっている
様々な角度から変化に富んだ天守群を眺めるのも姫路城探訪の楽しみの一つ
南から見た大天守正面と西小天守
大天守の二重目に巨大な出格子窓(でごうしまど)を置いてその上に唐破風を配したことで
風格が増し、さらに三重目屋根に比翼入母屋破風、四重目に千鳥破風、最上階に軒唐破風を設けて変化をもたせている
斜めから見た天守群
乾小天守とハの渡櫓の折れ、西小天守と大天守の重なりの違いによって大きな広がりが感じられ、破風の位置、華頭窓の見え方が微妙に異なることでその構成美が一層引き立つ
大天守の内部には高さ約24.6m、太さ約95cmの太い柱が2本あり、地階から六階の床下まで延びており、建物全体を支えている
(図は bd-home さんのブログから引用)
「千姫の化粧櫓」「播州皿屋敷のお菊の井戸」 姫路城は見どころも満載なのに、あまりにも広くて十分に時間をかけないと全部を堪能できない。見たはずなのに写真がなかったり、せっかくの見どころに気づかなかったり。今度訪れるときはしっかり予習してきっちりと!
2015.8.13