竹駒神社は日本三大稲荷のひとつ。毎年正月三が日は鹽竈神社と並んで大勢の初詣客でにぎわう。
鳥居
お狐さんは稲荷大神の御使い
楼門・随身門:文化9年(1812)の建築、総けやき材を使用。
お狐さんがくわえているのは「玉・鍵」
手水舎
御神池
御神馬像
飛躍の霊狐像:稲荷大神の司る「稲穂」と堅く閉じ塞がれているものを導き開く「鍵」を口にくわえ、五穀豊穣と開運招福をもたらす。
唐門(向唐門):天保13年(1842)の建築、総けやき材を使用。
拝殿・本殿:平成5年9月に着工。総ひのき・銅板葺き。本殿は流造、拝殿は千鳥入母屋破風の権現造。
御祭神は、倉稲魂神(うかのみたまのかみ)・保食神(うけもちのかみ)・稚産霊神(わくむすひのかみ)の三柱の稲荷大神。
手前から、北野神社、秋葉神社、出雲神社。
北野神社は天神様、学問の神様・菅原道真公を祀る。
秋葉神社は火産霊神(ほむすびのみこと)を祀る。火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)と同一神格神で防火の神。
出雲神社:大国主神と蛭子神を祀る。鯛を抱えて釣り竿を持つ恵比寿神と米俵の上に鎮座する大国主神は無限の財宝の象徴。出雲大社と同じ形式の「大社造」で、大きさは8分の1。
手前から、総社宮(そうじゃぐう)、八幡神社、愛宕神社。
総社宮は、管内神社の全祭神を一か所に集めて祀る社。
八幡神社は、神宮皇后の御子・応神天皇(譽田別尊)を祀る。
愛宕神社は、火伏せ、防火の神・加具土神(かぐつちのかみ)を祀る。
奥宮へ
奥宮・命婦社
古来、この地を賓窟山(そうくつざん)と称し奥宮が祀られていた。命婦社は命婦(霊狐)を祀る。命婦は稲荷大神の御使い、願い事を稲荷大神に取り次ぐ。
今年は巳年だから、同じ岩沼市内にある金蛇水神社に初詣客が流れただろうか。それでも、今日7日になっても駐車場はいっぱい。
俳優の綾瀬はるかさんが、大河ドラマで花魁姿の「九郎助稲荷」を演じていてすごく素敵だった。華やかな着物からふさふさの尻尾が揺れているのが可愛い!
小さい頃に近所の「いなっしゃま(稲荷様)」でよく遊んだ記憶がある。もちろん元朝参りも「いなっしゃま」へ。私は農家育ち、お稲荷さまは昔から生活の身近なところにあったんだと改めて実感。毎日美味しく食事して元気に生活できていることをお稲荷さまに感謝しよう。