妙見は、仏教でいう「菩薩」。古来、神道と習合して神仏混淆(こんこう)の性格が強かった。
明治維新後の神仏分離により、相馬三妙見(相馬太田妙見・相馬小高妙見・相馬中村妙見)の御本尊だった妙見菩薩は、それぞれゆかりの寺院に遷された。したがって、妙見菩薩が祀られている三ヶ寺が、現在の「相馬三妙見」。
医徳寺(いとくじ)
太田妙見より妙見菩薩を遷座
金性寺(きんしょうじ)
小高妙見より妙見菩薩を遷座
東日本大震災後は、約5km北にある医徳寺の近くに仮寺務所を開いている。
相馬妙見 歓喜寺(かんぎじ)
相馬中村妙見より妙見菩薩を遷座
敷地内に東日本大震災で亡くなった方の遺骨を納める慰霊堂が建立されている。
私の存在は、時間の流れとか果てしない空間とか、何か大きなものに包まれ守られているような気がしている。それは神様なのか、仏様なのか、あまり区別して考えたことはない。
妙見は、天空から人を見守り、方角を示し、人の運命を司る神として信仰されてきたという。
私は、月も星も好きだし、青空や暖かい日ざしが好き。お城も神社も好き。大きな木も、仏像も好き。
こうして私が今を生かされていることに感謝している。