海月美紗のしょうかっこう

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坂上田村麻呂と堀越の明石神社

2024年05月28日 | 神社仏閣

田村市内には、坂上田村麻呂の大多鬼丸(おおたきまる)征伐にまつわる伝承が数多く残っている。大多鬼丸は、大滝根山周辺で悪逆非道を繰り返していたという賊の首領。

明石神社は田村市船引町堀越に鎮座する神社で、801年に田村麻呂が開建したと伝えられている。

△神池。赤い欄干の橋を渡ると、真正面に「堀越のお人形様」が鎮座している。

△池の中には木彫りのワニが。カメとカエルもひなたぼっこ。本物のニホンザリガニも。

△社号標と鳥居

△拝殿と神額。拝殿は、木造平屋建て、入母屋、桟瓦葺き。外壁は真壁造り板張り。

△「夜明け石」

大多鬼丸征伐に苦戦した田村麻呂が、武甕槌神(たけみかづちのかみ)を勧請して戦勝を祈願し、この石に腰掛けて夜を明かしたと伝えられている。

△境内がきれいに整備されている。木彫りの人形が置いてあったり、クマガイソウやエビネが植えられていたり。地域の人々が大切にしている神社なんだと言うことがよく分かる。山野草を見つけながら、明るい杉木立の中を散策するのは気持ちがよかった。

ここは「堀越」。田村麻呂を道案内した村人が堀を飛ぶように早く移動(越えた)したことから、この地名がついたということ。


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