ウェネトさまの館

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「井上雅子個展 蛙と戯る水無月や」(モルゲンロート)

2019年06月15日 06時31分14秒 | 展覧会・美術関連

artspace morgenrot(アートスペース・モルゲンロート)「井上雅子 個展 蛙と戯る水無月や」を観たのでございます。
http://morgenrotarts.com/index.html
(写真撮影は許可を得ておりまする)


 

お友達のモランさんから、素敵な九谷焼の作家の個展があると教えていただき、初めて知った作家なのじゃ。
モランさんが6年前に金沢で購入したというお茶碗を見てひと目惚れし、ぜひ個展を観たいと思ったのでありました。

こちらがそのモランさんのお茶碗《月光―Gecko―》(モランさん撮影)


 

本展は、
「蛙と戯る水無月や
緑覆う蓮池 葉の上の雨蛙 水無月の頃」
のタイトル通り、蛙と、蛙を食べる鷺や、蛙が食べる虫などが描かれた九谷焼の作品がずらり。


 

黒の上絵付けを先の尖った道具で掻き落とすという独特の技法だそうで、黒に金や銀の組み合わせ方もカッコよくて素敵なのじゃ。
一部の作品には、朱色も使われておりました。

お気に入り作品ばかりじゃが、一部をば。

《龍》(大皿)
たいそう大きな作品で、ダイナミックな龍と繊細な模様に目が釘付け。


 

《蓮と蛙》(角皿)(高杯)(瓶)
蓮の葉に、本展の主役である蛙。1匹1匹異なる蛙の模様も素敵。


 

《蛙》(半円皿)
普段使いにぴったりなお皿にも、それぞれ違った蛙がおるぞよ。


 

《鷺》(花器)(陶額)
存在感ありありな鷺、かっちょいいのぅ。


 

鳥モチーフの作品は、他に山翡翠の陶額がございましたが、鳥好きゆえ鳥の作品もっと観てみとうござります。 

《蓮》(角皿)(杯)
蓮は大好きな花なのじゃ。
お気に入りの美しい角皿は、大きさも厚みもかなりあり、中央がほんの少し窪んで、水気のあるものを入れてもこぼれぬそうな。
持たせていただいたらば、腰が抜けそうなほど重かったぞよ。


 

蓮のシリーズは、高杯なども素敵でありました。 

《虫》(C/S)
それぞれ違う虫のカップ&ソーサー。
四角いソーサーは、わたくしならばケーキを乗せるやも。


 

《とかげ》
小さな蓋付きの作品も色々ありまして、中にも絵が描かれてございます。


 

《蛙の王様》(フリーカップ)
目が合った途端に思わず脱力。こんな遊び心ある作品も。


 

そして、ケーキを食べるのに毎日使える半円皿をお迎え。
蛙も、盛り上がった銀色の模様も1点1点異なり、迷ってこちらを連れ帰ったぞよ。(購入したら即お持ち帰り可)


 

会期は6月16日までじゃが、本日15日は休廊だそうでございます。