前回の日記の続きでございます。
桜を眺めながら辿り着いた先は、東京国立近代美術館工芸館「動物集合」
http://www.momat.go.jp/cg/exhibition/animals_2017/
(ごく一部の作品以外は写真撮影可)
明治時代の近衛師団司令部庁舎だったゴシック風の建物も大好きなのに、随分とご無沙汰してしもうた。
約140点の動物作品に、動物好き工芸好きなわたくし大興奮でございます。
所蔵作品展ゆえ観た事ある作品も多うございますが、動物ばかりというのがツボなのじゃ。
作品リスト順に一部載せまする。
★ヘンリック・アッレルト《マスク 2》
最初にお出迎えは陶器の仮面。
★羽田登喜男《双美縮緬地友禅雉子文訪問着》
以前にも観てお気に入りだった訪問着。前期のみの展示。
★広川松五郎《掛軸 兎》
こちらも前期のみの展示。
★大塚茂吉《猫》
古代エジプトチックなテラコッタの猫、親近感湧きますのぅ。
★寺井直次《極光》
光が反射して写真ちと見辛うございますが、漆・卵殻で狐が。
★桂盛仁《打出し香爐 躍》
★天野可淡《無題》
ここで可淡ドールに会えるとは。
★松田権六《蒔絵竹林文箱》
ちっちゃい雀がおるぞよ。
★二十代堆朱楊成《彫漆硯箱 玄鶴》
★佐々木象堂《ろう型鋳銅置物 瑞鳥》
★鈴木長吉《十二の鷹 - 参、伍、六》
実物大の3羽の金属の鷹に、お供のEは狂喜乱舞。
Eは、2010年の泉屋博古館「幕末・明治の超絶技巧」で、12羽全てが並んでおるのを観て、感涙にむせびましたのじゃ。
長吉は鷹を飼って写生を繰り返し、高度な金工技術を駆使して3年の歳月を費やし制作したそうな。
ポーズも表情も、長い羽根や柔らかそうな羽毛などの質感も素晴らしく、今にも動き出しそうじゃ。
また全12羽が揃ったところも観たいのぅ。
3羽それぞれ角度を変えた写真も載せまする。ピンボケ残念~。
(参)
(伍)
(六)
ちなみにこちらのHPに、12羽のお写真が出ておりまする。
どれも本当に素晴らしいですぞ。
http://search.artmuseums.go.jp/records.php?sakuhin=4048
★バーナード・リーチ《蛸図大皿》
★岩田藤七《貝》
飴細工みたいな宙吹きガラス、美味しそうじゃ。
★田口義明《蒔絵棗 金魚》
写真は不鮮明ですが、たいそう綺麗な棗でございます。
★ルネ・ラリック《ブローチ 桑の木と甲虫》《翼のある風の精》
展示室の2色のウサギ椅子は、自由に座って良いのじゃ。
(一応ウサギのわたくしも座ってよいか確認して撮りました)
Eは工芸館に来る度この中村好文のLAPINが気になって、買おうか迷いつつ未だに買っておらぬのじゃ。
これじゃ↓ わたくし用に欲しいぞよ~。
http://shop.kanata-planning.com/?mode=cate&cbid=535988&csid=0
会期は5月21日までですが、少しだけ展示替えあり。
前期は4月9日まで。4月11日から後期になりまする。
工芸館のあたりは遅咲きの枝垂桜も綺麗ゆえ、満開になったら再訪しようかのぅ。