聖書の舞台を訪ねるイスラエルの旅も終わりです。イエスの生誕の地が最後になりました。旅のコースに沿って紡いだので逆さになってしまった。ご覧ください。日本では考えられないマンションの造りです。怖いですね。お値段もとても高いそうです。
明るい雰囲気のマリアの像とその下には赤ちゃんイエスが横たわっています。写真がボケてすみません。ガイドが私の一番好きなマリアさま…とか言っていた。ヘブライ語がペラペラでもガイドはその歴史は勿論、国の現状に造詣が深くてはなりません。受け手が素人なるが故、一層それが求められると思う。
聖誕教会の隣にあるフランシスコ派修道院教会。12月24日世界に向けてクリスマス・イブのミサが中継される教会です。地下には聖書をヘブライ語からラテン語に翻訳した聖書学者ヒエロニムスが籠もった洞窟があります。彼のラテン語訳の聖書によりキリスト教が世界中に広まったといわれている。しかし誤訳もあり「シナイ山から降りてきたモーゼの頭上は光を放っていた」と言うのを「頭に角が生えていた」と訳したそうです。そういえばルネサンス時代の彫刻に角が生えているモーゼを見た事がある。手前の像がヒエロニムスです。
聖誕教会の床にコンスタンティヌス時代のオリジナルのモザイクが残っています。現在の建物は十字軍時代に修復され外敵の攻撃を防ぐため要塞化されたそうで、質素でそれなりの歴史があり他の教会と雰囲気を異にしています。