ベツレヘムの此処がイエスの生誕の地と決めた事にも諸説があり、マリアとヨゼフがナザレを離れベツレヘムへ来たのは”人口調査のため”というまことに現実的な事象がルカの福音書に書いてあるそうですから面白い。東方の三博士が不思議な星に導かれ、イエスに会いに来たと言うことから銀のプレートに囲まれた星が位置づけています。この星に触れて涙を流し、動く事が出来なくなる信者が多いのでしょう。
イエスの生誕洞窟の入り口はこのイコンの下にあります。凄い行列で狭い入り口は隠されています。後、4,5人で私も入場できるのですが、少しも前へ進めない。イエスさまに長々と告白している信者がいるのでしょう。
鐘楼の鐘が鳴っています。ムービーにしようとしたのですが、鐘の鳴る時間が短くて間に合わなかった。現在、聖誕教会はローマ・カトリック、ギリシア正教、アルメニア教会が管理しています。今年2011年2月、パレスチナの観光相は聖誕教会を世界遺産に指定申請をしたと聞きました。世界遺産申請は国家であることが必要で、認めればパレスチナを国家として公に認めた事になる…と言うのですが?
ローマ皇帝コンスタンティヌスの母へレナが、イエスの生誕の地をここの洞窟と決め325年に建てました。とても大きく半分はオリジナルと聞きました。正面左寄りに見える小さな入り口がこの教会の入口”謙虚の入口”と呼ばれているそうです。縦1.2mしかない。まず神の前で身を小さくして謙虚の情を表すと言う事でしょうか。2000年前のベツレヘムの荒野を彷彿とさせるような教会の佇まい、やっと納得出来たような感じがします。
いよいよベツレヘムのあるパレスチナ自治区へ入ります。バス・ステーションで検問を受ける。銃を持った警察が乗ってきてパスポートのチェック、眼光鋭くバスの中を一瞥、OKです。街の中はあまりきれいではないが、観光は一大産業なのでしょう。