会いたかったから

よく３歳まではおなかの中の記憶があるっていうじゃないですか？
子うらんには　三歳まではくどいほど聞いていました。
「おなかの中はどうだった？暗いの？明るいの？」
「暗いよ」「どうやって入っているの？座っている？立ってる？」
「こんな感じ」（とやってみせる）
私の弾丸質問に　渋々答えてくれたけど
こちらが答えて欲しいものを答えているのか
本当に記憶していて答えているのか　いまいち分かりませんでした。
なんか答えないと　質問終わらない？みたいな感じだったかも

妹はまだ３歳になってないけど　
あまりにチャキチャキしていて　質問しても「？」って答えが多い。
思い切って　更に昔の記憶を聞いてみたら
案外妹みたいなタイプは　分かったりして！
もっともっと昔の記憶。

兄は先に夕食を終え，背を向けて今一番hisブームのポケモン本を読んでる。
妹は私の腕にからみ（一応食事中）おたーたん　ずーっとそばにいてね
なんて顔を斜めにして　ほほえんでる。
半分は本当で甘えているんだけど　半分は甘えてみせているだけ（笑）
ふっと　
「ねぇ　なんで○○（妹の名前）はお母さんの所に産まれてきたの？」
妹「・・・・」たぶん　聞いていない
すると背を向けた兄が　背を向けたまま
　「会いたかったからじゃない」
母「どうして会いたかったんだろうね」
兄「好きだからでしょ」

じーーーーん

一度も振り返らずに　本を見ながら　言ったセリフに
感動してしまいました
あ　こんな駄目母なのにさ，
兄は　私に会いたかったんだって　すごくすごく感じたので。

妹は・・・会いたかった・・のかな？
ま　そういう事にしとこう。うん。きっと会いたかったんだよね。
好きだからね。