プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< 鬼滅の刃(通常アニメ版 多分1話~14話と22話~26話) >

2021年10月25日 | ドラマ。
なんで間が空いているのかというと、要はこないだやったテレビでの
一挙放送の時に、1日分撮り忘れているから。
まあ4夜分の中で、撮り忘れるなら一番被害が少なかった第3夜で不幸中の幸い。

わたしは流行りものを拗ねる傾向があって、社会現象にまでなった「鬼滅の刃」は
見ないで済まそうかなーと思っていたのだが、
地上波で一挙放送すると小耳にはさんで、まあ一度見たろかい、と思った。


面白かったです。
ハマりはしないかもしれないけど。それともこれからハマるんだろうか。

とにかく第1話の絵がきれいだったね。風景が。
絵がきれいだからって話もまともだとは限らないのだが(某啄木とかね)、
テンポよくまとめましたねえ。
ちょっと早すぎるかなー、マンガの方はもう少しゆっくり展開するんだろうなー、
と思いつつ、早すぎると感じさせるくらいで良かったんだな。
1話、2話を見た段階で、話のまとまり具合、絵のきれいさ、声優の技術に感心。

そう、今回は声優がすごい。
わたしはこの1、2年で声優を個別認識するようになってきた程度で、
それまでは、たまにこの声を誰がやってるというのを意識することはあっても、
あまり声優を認識した状態で作品を見たことはなかった。

早い話、花江夏樹のがっつりした作品もこれが初めて。
聞いてて、やっぱり上手いのかもなー、この人。と思った。
1話の話がジェットコースターですからね。順番通りに録っているのかどうかは
知らないが、序盤から感情のフルスロットルというのは難しかろうと思います。

そしてびっくりしたのは禰豆子。――日本語喋んないんだね!
序盤ほんのちょっと台詞があっただけで、あとはほとんどうなり声って……
すっごく大変じゃなかろうか。普通に台詞あるよりずっと大変じゃなかろうか。

毎回のゲスト声優が豪華で豪華で……声だけ聴いて判別する能力はないから、
ネタバレに触れないように声優を確認するのが大変でした。
しかも役柄で検索しようにも、けっこうな鬼率ですから。
鬼の名前って誰も呼んでくれないから、名前が不明なのだ。

木村良平と諏訪部順一が良かったな。他にもいろいろ調べた人いたけど。
まるで声優のカタログですな。製作側はコンプリートを目指しているんだろうか。

前に石川界人が「鬼滅に出てえええええー!!」と絶叫していて、
そりゃ売れてる作品に出たいよね、という理解でしかなかったけど、
実際に作品を見てみると「これは出たいわ……」と納得した。
鬼滅の刃に出ることが人気声優の保証書になりそう。

まあ原作は完結しているし、これだけ人気・人気だった作品ならば
映画にするにせよ連続アニメにするにせよ、最後までアニメにするだろうし、
現状半分も行ってないから、目ぼしい声優は今後も出まくりだと思いますけど。


話自体は、民話的に始まり、大正ロマンの時代が舞台。わたしが興味を持てる背景。
家族の絆の話にはあまり興味はないが、受け入れやすい内容だ。
絵がしっかりしていていい。
主人公が道徳的なのは、それだけがフィクションの価値ではないけれども安心。
特にこういう子供も見る作品だとね。

ちょっと鬼舞辻無惨との邂逅が早すぎるかなーと感じたのと、
いろいろな鬼たちとの戦いが続くと、飽きてしまうかもと思ったことは思った。
鼓鬼は、キャラクターはいいけど、造型的にはどうかと思った。体に鼓半埋まり。

禰豆子がこんなに強いとは思わなかったし、
善逸がここまでヘタレだとは思わなかった。

26話?見てもまだ全然序盤感があって、これは昨今のアニメに通底する
「本筋が始まる前に終わってしまう」ものになる恐れがあるのか?
それとも映画「無限列車篇」でかっつり話を作るのか?
ここは期待と不安を感じるところ。

あ!関智一がこんな声?と驚いた。スネ夫の声しか知らなかったから。
芝居してるなー。炭治郎とのからみのシーンしか聞いてないけど。
浪川大輔が刀鍛冶の人の役だったのは驚いた。思わず聞き直しちゃった。


来年ですか、連続アニメが始まるのは。まー見ようかなー。
その前に無限列車篇を見なければ。やっぱり同じ2時間とはいえ、
アニメ5話分と映画1本では、見るための覚悟が違う。
見たいと思って録画するんだけど、映画1本見るのはこの作品に限らず
ちょっと億劫ではある。



――そして後日それなりに楽しみに映画「無限列車編」を見ようと思ったところ、
テレビの電波が悪くて、中間の1時間弱くらい録画が出来ておらず、
ようやく見られるようになったと思ったら、煉獄さんが死ぬシーンでした。

……まあヨイ。連続アニメの無限列車編と遊郭編をおとなしく見て、
あとはいつの日か映画をテレビ放映してくれることを祈る。



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