うさぎ穴便り

タラッタ、ラッタラッタ♪うさぎのように耳をたてたて、お鼻ひくひく。好奇心旺盛ぶりを「うさぎ穴」から発信!

セーラー服と機関銃第6話 ~ヒデ君&ケン坊も美しい特攻隊! ~

2006-11-18 06:19:44 | テレビ番組
 こういう人を守っての壮絶な死に方は、「武蔵」の『又やん』以来でございます。
又やん、思い出しながら観てしまいます。この又やんに負けず、目高組の人たちは一人一人、今回は一度に二人ですね。
 しかし、3週連チャンでみんながかくも潔く、人のために命を投げ出すドラマは、お初ではないでしょうか・・・?
 ちょっと、今回のヒデ君とケン坊の死には、丸で息子が特攻隊になって散った気分になっております。昔、息子さんを失った人たちは、こんな気持だったんでしょうか・・・?。悲しいよりも苦しくなるシーンでした。
戦さ、戦争。実際にこんな風に多くの人たちは散っていかれた。その上に自分たちが生まれて生きていることをちゃんと受け止めるためには、こんなドラマをきちんと観る必要があると、私は思います。
  ヒデ君、のダイナマイト、体に巻いてただけで、もう十分の迫力でした。なのに、目高組に運はなし!!!
 ケン坊の血でライターに火がつかないなんて。でもドラマ的には、ダイナマイトで爆死するより、ヒデ君は刺されて死んだ方がカッコ良かったんじゃないかと思うところあります。ほんとは死ぬのは怖い。当たり前だよ。
 ヒデ君を守って撃たれたケン坊は、やはりさすが、金造さんの甥っ子!あっぱれな19歳でした!!めだかだって、さめやくじらにかみつくことができるんだ!そうだそうだ!! 人が人を守りあう姿は圧巻でした!
 若くても佐久間さんを殴ってまで命を投げ出した二人は地獄にいくはずがないじゃありませんか。金造さんや武さんと目高組作って佐久間さんを待っていてあげてください。
 今週は、実際に死んでいく場面よりも、佐久間さんを含めて三人で決意するあたりのほうが、ジーンと涙出ちゃいました。
今回、このドラマの良さは弱い人たちがしっかり決意していくあたりの人の心をちゃんと描いてくれている、いい作品だと思いますが、この作品を大したことないだろうと観てない方々、あとで再放送でも観て、見ればよかったと必ず思うんじゃないでしょうか?今クール、大穴なドラマのはずです。
 公式サイトでも、一回目からみとけば良かったという声がわんさかです。
 かくいう私も、堤さんが若頭でなければ観てないかも知れないもん!!TBSさん、ごめんなさい!!
 コトー先生贔屓してるのは私でした。関係ないけど、今回コトー先生ではなく、泉谷しげるさんに毎回泣かされて大変でなんです。私は、木曜日にも泣いてるんです。そんで、金曜日にも泣かなくちゃいけないいんです。そんで、月曜日には、竹中さんのウィーンフィルのマエストロも真っ青になりそうなほどの素晴しいタクトの振りで、クラッシックを聴きながら、この目高組の悲しみを癒しているんですぞい。
私が思うに今クール、一番感動させてくれているドラマはコトー先生ではなく、このドラマだと思います。
 みんなで、花火をしながら告白大会なんて、やくざがやりますか??笑顔がこんなに素敵なやくざさんがいますか?
 線香花火が好きだなんて、言うからもっと、切なくなるじゃありませんか!!私もあれが一番好きですけど。
ポトッって、ポトッて落ちたし。
 人のために生きて死ぬ。人として一番高度な人生だと思います。だから目高組の人たちはとても可愛くて綺麗です。とっても共感できる部分です。
 ここまで来ると、もうほんとに、やくざだから巻き込まれたとかいう問題じゃないですね。このお話って。
すでに国家問題に発展してますよね。大問題です。大量のヘロインなんて。しかも警察が国会議員とグルなんて大問題です。たぶん原作よりも深い作品になってるんじゃないでしょうか?
 それにしても、本来のやさしげな表情で少し笑いながら、冷酷な人を演じる小市慢さん、スゴすぎ!!今回小市さんの悪役ぶりにも感動しました。あんたが一番怖いって言ってあげたい気分です(笑)
 でもでも、やはり、一番切ないのは、一人置いてけぼりくらって、みんなの死を見届ける羽目(これが一番辛いはず!)になった佐久間さんの悲しみが一番、胸にこたえました。瀕死状態のケン坊と最後の会話をする佐久間さんは綺麗でした。
久々にテレビで堤さんの美しさを観ることができました。しかも、今回の佐久間さんは、やくざの役だからなのか、男の色気が出すぎてて、クラクラになりそうです。ふだん堤さんの美に酔いしれている、このあたしが、色気にきちゃうほどだから、佐久間真は男の中の男ということなんだろうなあ。
「命をかけてお守りします!」この使命感が男の色気になって出ているような気がします。やってくれます、堤さん。ドラマアカデミー、助演は必ず取っていただきます!!
色気と言えば、先週の金造さんだって、色気ありましたもん!ヒデ君だって色気ありましたもん!
福井君、堤さんの事務所の若手さんなんで、実力派に間違いなさそうですね。目ェつけちゃいます。鈴木浩介さんといっしょに応援しちゃいます。
 ほんとに来週最終回、しかも佐久間さんは・・・佐久間さんらしく・・・。
 結末知ってるだけにオヨヨヨヨ~~。泉ちゃんは、気が狂いそうでしょうね・・・。

 このドラマのおかげで、特攻隊を実際にみたことから徳川家康を書いたという、山岡荘八さんの「太平洋戦争」もきちんと読まなければならないと、思っています。やくざさんの話から、戦争問題へと、私の心は動いて行くのだ・・・。