超音波システム研究所

超音波の新しい利用に関するブログです

超音波システム研究所

2019-04-03 16:46:13 | 超音波システム研究所2011

超音波とガラス容器による、ナノレベルの攪拌技術を開発 

20101217b
--超音波の非線形現象を制御する技術による
 ナノレベルの攪拌・乳化・分散・粉砕技術--

超音波システム研究所は、
「超音波の非線形現象(音響流)を制御する技術」を利用した
 効果的な攪拌(乳化・分散・粉砕)技術を開発しました。

今回開発した技術は
 具体的な対象物の構造・材質に合わせ、
 効果的な超音波(キャビテーション・音響流)伝搬状態を、
 ガラス容器の特徴に合わせて、超音波出力制御により実現します。

特に、
 音響流による、高調波の刺激により
 ナノレベルの対応も十分に実現しています

金属粉末をナノサイズに分散する事例から応用発展させました。

IMG_0563

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超音波に対する
 定在波やキャビテーションの制御技術をはじめ
 間接容器に対する伝播制御技術・・・により
 適切なキャビテーションと音響流による攪拌を行います。

これまでは、各種溶剤の効果と超音波の効果が
 トレードオフの関係にあることが多かったのですが
 この技術により
 溶剤と超音波の効果を
 適切な相互作用により相乗効果を含めて
 大変効率的に利用(超音波制御)可能になりました。

オリジナルの超音波伝搬状態の測定・解析技術により、
 音響流の評価・・・・多数のノウハウ・・・を確認しています。

■参考動画

https://youtu.be/fOk9h1yY3wk

https://youtu.be/DK95ZU6fu_Y

 


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赤池弘次(京都賞2006受賞者)からのメッセージ

2019-04-03 16:44:32 | 超音波システム研究所2011

赤池弘次(京都賞2006受賞者)からのメッセージ


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西田幾多郎書斎骨清窟

2019-04-03 16:43:46 | 超音波システム研究所2011

西田幾多郎書斎骨清窟


西田幾多郎[著]: 直観と意志
私は昔、プロチノスが自然が物を創造することは直観することであり、万物は一者の直観を求めると云つた直観の意義を、最能く明にし得るものは、我々の自覚であると思ふ。自覚に於ては、我が我を対象として知るのであり、知ることは働くことであり、創造することである、而して此の知るといふことの外に我の存在はない。
我々は普通に感覚といふ如きものには、自覚がないと考へる。然らば、色とか音とかいふものは何処から出て来るのであるか。物理的原因が色や音を生ずるのではない、物理的原因とは説明のために設けられた仮定に過ぎない。プロチノスも衝くとか起すとかいふことから 如何にして種々の色や形を生ずるかと云つて居る。色を生ずるものは色自身でなければならぬ、音を生ずるものは音自身でなければならぬ。全然独自にして他より生ずることのないものは、自ら働くものでなければならぬ。而して精神的なるものが自己の中から動き自己によつて創造し行くといふことは、自己自身を知り行くことでなければならぬ。我々はかゝる創造作用を、芸術的直観に於て、最も能く証することができる。芸術的直観に於ては、働くことは見ることであり、見ることは働くことで ある。プロチノスは行為を直観の弱き形と考へたが、芸術的創造作用に於ては、その作用其者が同時 に知でなければならぬ。行為は概念に従つて起り、その目的は直観にあると云つて居るが、すベて目的的統一に於ては終が始に還るのである。始の目的が実現せられた時、目的が目的自身を見たといふことができる。普通に行為といへば、その間に外界の運動といふものが入つて来る。それだけプロチノスの如く直観の弱きものといふことができる、不完全な直観といふことができる。唯所謂内面的意志の場合に於て、我々は我々の心の中を見ると考へられ、最も直観に近きものと考へられる。併し知的立場を超越せる意志内容の発展と見るべき芸術的直観に至つては、始と終との間に挟まつた外界といふ如きものはない。所謂空間なく、時間なく、全体が一つの直観となる、行為其者が直に見ることとなるのである。一般に我々の精神は空間を超越し、直接に相働くと考へられるのは、此意味に於て行為を内に包むといふことでなければならぬ。此故に意識の根柢に直観があるといふことができる。行為を包むことができればできる程、意識が明となると考へることができる。意味即実在といふことは目的的統一の形に於て可能なるのである。プロチノスは直に真を見得るものは誰か真の影たる行動を求めるものがあるかと云ひ、精神的となればなる程、行為を離れて静的直観となると考へて居るが、直観が明となるといふことは、行為を否定することではない、行為を内に包むことである、時間や空間がなくなることではない、時間や空間が内に包み込まれるのである。我々が物を知るといふことも、 我々の心が働くことである。知的主観といへども、単に物を映す鏡ではない、構成作用でなければならぬ。斯くして認識主観の形式が認識作用に対して当為となるのである。単に受働的なる主観は消極的なる限界概念に過ぎない。主知主義の人は意志や感情の如きものでも、反省せられた時、それは知 的対象に過ぎないと考へるが、単に知的対象として反省せられた時、それ等は有機感覚や運動感覚の 如きものに過ぎない。此等のものは反省せられるのではなくして超知識的立場に立つて再び体験せら れるのである。知的主観といふのは意志主観の外に出ることはできない、却つてその内にあるのである。自我の統一は作用と作用との直接の結合にあるのである、フィヒテの事行といふ如きものである。 真の主観、真の自我とは、かゝる意味に於て働くものをいふのである、働くものなき働きである。我は一方に於て知る我であり、一方に於て働く我である知る我は働く我より大にして、之を包むと考へられるが、知る我も亦働く我の一である。芸術的直観に至つては、働く我は直に知る我であり、知る我は直に働く我である。知識我の立場から見れば、その内容は不変であつて之を知る過程は外的と考へられるであらう。プロチノスの云つた如く、精神の理性的部分は不変不動であつて、之より出るものは唯之を分有するに過ぎないとも云ふことができる。併し目的的統一に於ては動くものと動かざるものとを切り離すことはできぬ。前に進むといふことは後に退くことであり、動くといふことは直観することである。直観するといふことは、種々なる関係や過程を離れろことではない、不純なるものを純化してその本質をとらへることである、純なる一つの働きとなることである。単に眼で見るといふ如きことが直観ではない。十全なる知識も此の如き意味に於て直観である。無限に遠く照らさざる光は光にあらざる如く、不変不動と考へられる第一の部分より流出するものは、之に対して偶然なるものでなくして、必然なるものでなければならぬ。 
働くといふことは、精神的なるものが自己自身に還るといふ意味に於て直観である。かゝる意味に於て、見ることが直観であるのみならず,考へることも直観と云ひ得るであらう。併し真に働くことが直に知ることであるといふ意味に於て、直観と称すべきものは、寧ろ我々の意志の自覚といふ如きものにあるのではなからうか。我々の欲望は物から起るのではない。己より出でて己に還ることによつて、欲望が満されるのである。水が我々の欲求の対象となるのは、我の要求によるのである。我の欲求は我の創造であつて、この欲求を満足するといふことは、我を客観的に構成することである、即ち客観的に我を見ることである。我々が水を味ふといふことは水を知ることであると共に、之によつて我を見ることである。我々の欲求は物によつて満足せられるかの様に考へられるが、我は我の中に我を見ることによつて、満足するのである。精神的なるものが自己自身を発展し、自己自身に還ることを直観とするならば、此の如き作用に於て真に自己が自己を直観すると云ひ得るであらう。我々が色を見つゝある時、音を聞きつゝある時、又真理を考へつゝある時、色や音や真理が自己自身を直観 
しつゝあると考へ得るであらう。併しそれ等の作用は何処までもそれ自身に全からざるものである、その始に還ることはない、開かれた体系である。之に反し作用が作用自身に還つた時、終が始と結合した時、即ち作用自身が自覚した時、それが意志の形を成す、是に於て我々は始めて我々の精神現象を知るといふことができる。我々の精神現象とは作用の自覚したものである、作用が作用自身を対象としたものである。併し作用が作用として対象化せられるには、作用の作用の立場に於てでなければならぬ、作用を作用として限定し得るものは作用の作用でなければならぬ。此故にプロチノスの云つた如く、万物は一者即ち「善」によつて成立し、万物は善に向つて努力すると云ふことができる。意志の形に於て「善」が自己自身に還り、自己月身を直観するといふことができる。すべての作用が自己に還り自己を直観するのは、意志の形に於てでなければならぬ。自覚に於て反省作用其者が自己を直観することである如く、働くといふことが自己を見ることである。働くものと働き自身とが離れて居る間は、真に作用が作用自身を知るといふことはできぬ。純なる作用自身となることが直観することである。すべて存在するものは働くものであり、精神が働くといふことは、自己自身を見ることである。一つの精神作用が已自身を見つゝ行くことが意志であり、それが元に還ることが直観である。自己が自己を見ることは自己自身を満足することである。唯作用の首尾相合しない時、即ち作用自身が自覚せない時、意志と知識とが分れるのである。アウグスチヌスの考へた如く、我々の心の中に過、現、未がある、而して過去は記憶の中に、未来は希望の中に、現在は直覚の中にあると云ふことができる。真実在は我々の知識の対象たると共に、希望の対象でなければならぬ。此両端の結合に於て、我々に十全なる永遠の真理が見られるのである。スピノーザの知的愛は、プロチノスの云ふ如き無限に能働的なる善でなければならぬ、如何なる意味に於ても、対象化することのできない自己自身の直観でなければならぬ。作用が作用自身を直観するといふことは、知るといふことより、寧ろ自己を満足するといふことでなければならぬ。作用に対して何物か外的なるものがある時、それは単なる知的 
対象となるが、十全なる知識に於ては知ることは満足することでなければならぬ。十全なる知識といふ中には意志の満足といふことが含まれて居る。作用が作用自身を見るのは、意志の立場に於てでなければならぬ。プロチノスは、精神は二重の力をもつて居る、その一を以て、即ち思惟を以て、物を自己の中に見るが、その他を以て、即ち直覚を以て、彼の上にあるものを見る、直覚を以てしては、先づ単に見るのであるが、後之を知り、一者と合一する、前者は思惟の直観であり、後者は愛の直観 
であると云つて居る(VI. Enneade, Buch , Kapitel .)。精神が自己の中に物を見るといふ時、精神は精神自身を見ることはできない、主と客とは離れて居る。自己の中に見るといふ時、物は自己を離れて居るのである。直覚によつて自己の上にあるものを見るといふ時、作用の作用の立場に於て作用が作用自身を知るのである、作用自身が自覚するのである。而して斯く作用が作用自身を知り、一者と結合し行くのが、意志の過程である。意志とは一者の立場に於ける直観の過程である、一者より出でて一者に還り行く過程である。知識の立場から云へば、真理を直観すれば行為を無用視することができるかも知らぬが、意志の立場から云へば、如何なる行為も直観の内容として欠くべからざるものでなければならぬ。一者の立場に於ては、すべてが直観の内容とならねばならぬ。空間を超越せるものには、直路も迂路もない筈である。動と静との対立も一者の上に於て成立するのである。私は直観といふことは、眼で物を見るといふ様に、静に物を映すことではなく、主と客とが純なる一つの働きとなることであり、精神的なるものが自己自身を発展することであると考へる。此意味に於て、私は直観といふことを、意志の形に於て理会し得ると云ふのである。意志の極致が直観であるといふことができる。我々の精神は意志に始まつて意志に終る。首尾相合して、一つの円を成す時、それが直観となる。併し働くものを斯く見るには、之を包む無限大の円でなければならぬ。此故に万物は、すべてを包み、何物にも包まれない一者に於て直観せられるのである。動くものを止めて見るには、自らそれ以上に動くものでなければならぬ。一者は無限に動くものを包み、之を止めて見るといふ意味に於て、無限の動と考へることができる。併し意志は、単なる運動ではない、単なる変化で 
はない、終が始に含まれて居るのである、目的其者は不変不動であると考へることができる、此の不変不動なるものが変化を起すのである。私はプロチノスの時は永遠なるものの影である(III. Enne- ade ) と云つた語に深い意味を見出さざるを得ない。自己自身の中に不満を抱くもののみ、時を見る、自己自身に於て満足するものの中には時はない、その物は永遠である。すべてのものの目的となり、すべての物が之に向つて動く一者、即ち善は不動でなければならぬ、絶対に自己自身の中に満足するものでなければならぬ、アリストートルのfirst moverの如きものでなければならぬ。一者は無限なる作用の不変不動なる統一と考へることができる。元来、作用の統一といふ時、我々は直に静止せる一つの統一を考へるのであるが、此の如き統一はヘ-ゲルの所謂caput mortumに過ぎない。省みられた自己は真の自己ではない、純なる作用となるといふことが永遠にして不変なるものを見るといふことである。永遠の真、永遠の美は斯くして現れ来るのである。無限なる我々の意志は一者の直観に達する過程である。一者に於ては動即静であり、静即動である。かゝる一者を神秘として不可解となすならば、斯く考へる自己に返つて見るべきである。繰返すことのできない自己の経歴として、認識対象界に映されたるものは、自己の影像にして、真に働く自己ではない。働く自己は時の変化に対して不変である。我は動き行くものの原因であつて、その目的である。此間に何等の間隙がなければない程、我は時を超越して純なる作用の統一となる。この両者が分れた時、即ち動力因と目的因と別なる時、時に於ける変化がある。我々は皆映されたる自己を自己として見るが故に、我々の自己は永遠なる時の流の中に流れ行くと考へるのである。すべての作用の統一として、外に何物も許さない、万物の自己たる一者は、首尾合一し、無限の動たると共に、永遠に自己自身の中に留まるものでなければならぬ。動力因と目的因と別なる時、後者より見れば、前者は手段となるが、前者が後者によつて動かされる範囲に於て、却つて後者は前者に従属すると考へることもできる、両者に共に相働くものとなる。真の目的因は動力因を包容するものでなければならぬ。動力因は時の中に働くが、目的因は時の外に於て働く、時はその表現となるのである。動力因は時の流に従つて働くが、目的因は時の逆行と考へることができる、時を逆にしたものと見ることができる。時に於てすべての物は移り行くが、時自身は留まると考へられる如く、時は形式的なる目的的統一であり、目的的統一は内容ある時であると考へることもできる。此意味に於ては時其者が既に形式的なる直観と見ることもできる、永遠とは進み行くものと、元に還るものとの合一、動と静との合一である。前にも云つた如くこの合一に於て、一つの直観が成立し、この直観に於て我々は永遠の真理を見ろのである。一つのアプリオリの上に於て純化せられたる知識が、それぞれの立場に於て、永遠の真理と考へられるのは之に由るのである。種々の芸術美が一々の立場に於て、永遠の価値を有すると考へられるのも、一々が作用の作用の立場に於ける作用自身の自覚として、一つの直観なるが故である。我々の時と考へるものは、時時刻々に消え行く作用の形式を見て居るのである。閉ぢられた体系の中には、時はない、開かれた体系の中に於てのみ、時を見ることができる。時は一つの閉ぢられた体系から、之を包容する背後の体系への結合と見ることができるであらう。二次元の世界から三次元の世界を見るならば、その何れかの一次元は時の軸と考へられるであらう。我々は三次元の世界に住むが故に、ミンコウスキーの四次元の世界の一つの次元は、時の軸と考へられねばならぬのである。併し作用が作用の立場に於て反省せられた時、時は更に高次的な立場に於て包容せられて意志発展の過程となる。而して乍用の乍用自身が自覚し、創造的となる時、意志は意志自身の実在性を失つて一つの直観となる。而してかゝる直観を無限に統一するものが一者である、一者は直観の直観でなければならぬ。  ( 直感と意志 終わり)



参考資料
西田幾多郎―その思索の軌跡と独創性―
1 「真正の己」を求めて
2 「純粋経験」―『善の研究』
3 絶対自由意志の立場―『自覚に於ける直感と反省』
4 「場所」の論理―『働くものから見るものへ』
5 絶対無の自覚的限定―行為・表現・身体
6 行為的直感―弁証法的一般者としての世界
7 宗教哲学としての西田哲学

西田哲学における実践の概念について
1 「働くことは見ることであり、見ることは働くことである」
2 直感―行為によって物を見る
3 実践―行為的直感的な制作
4 ポイエシスとプラクシス
5 行為的直感の立場





 

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発明的創造の心理学について

2019-04-03 16:38:38 | 超音波システム研究所2011
発明的創造の心理学について
(TRIZ、ハイパーソニック・エフェクト、 ・・・)




日本TRIZ協議会 公式ページより
TRIZの対立表・矛盾表より
r. 機械振動
振動数の増加
共振
電磁場の中での超音波振動
例:超音波ナイフ、超音波破壊器、超音波治療器、
  振動型パーツフィーダー、超微細加工、水晶発振器、
  電磁誘導加熱装置、共振点で動かす
  (マイクロマシン、とんぼの羽根の羽ばたき数は一定)




発明的創造の心理学について
G.S.アルトシュラー、R.B.シャピロ(バクー市)
雑誌『心理学の諸問題』第 6 号、1956 年、37~49 頁
翻訳:産業能率大学 総合研究所TRIZセンター 黒澤 愼輔

以下抜粋と参考資料追加による整理

創造過程のスキームを次の形で示すことができる。

Ⅰ. 分析段階

1. 課題の選択

発明者の課題は、たまたま視野に入ってきたテーマ を
機械的に選択することではなく、
対象とするシステムの発展のダイナミックスを創 造的に研究し、
そのシステムの全般的発展に対するブレーキとなっている、
現段階に おける決定的な問題を発見することにある。




2. 課題の最重点の確定

ジェームス・ワットによる改良式蒸気機関の発明は、
最重点の課題を的確に発見し た古典的なケースといえよう。
ワットは蒸気機関の改良という課題を設定した上で、 
当時存在した蒸気機関のすべての特性を詳細に分析した。
当時の蒸気機関には、ボイ ラーの寸法・重量の過大さ、
爆発の危険、シリンダー内での膨大な熱損失、動力伝導 装置の不備など、
多数の重大な欠点があった。
この中から、ワットはシリンダー内の 熱損失の低減、
したがってまた機関の全般的効率の向上を課題の最重点として特定し たが、
これは適切であったといえる。
ワットの功績によりこの特性が改善されたこと によって、
十分に高い出力を備えた蒸気機関を作ることが可能となった。
ワットはさ らに、蒸気機関を汎用化するという新たな課題を設定した。
改良された蒸気機関は出 力としては、
当時の社会で必要とされる条件を満たしていた。
他方で、蒸気機関のア ウトプットは実際上めったに利用されない往復運動である。
そこで、汎用化の最重点 は伝動装置の改良となった。
ワットは課題の重点をこのように移動させて、
往復運動 を円運動に転換してアウトプットとする伝動装置を創出して、
機関に要求される汎用 性を実現することができた。




3. 決定的矛盾の発見

分析段階は技術的創造の諸段階の中で最も「論理的」な部分である。
経験豊かな発 明者は、この段階で、歴史的、統計的、技術的、
経済的事実やその他の事実を出発点 として、
様々な判断の論理的積み上げを行う




4. 矛盾の直接原因の確定

 発明能力を発達させるためには、

 分析スキルの恒常的訓練が必要 である。

Ⅱ. 操作段階

操作段階は論理的操作と非論理的操作との組み合 わせとなっている。
この時、発明者は探求し、試行し、
あるいはあまり正確でない古 い用語を使えば、
「思考実験」を進めなければならない。

我々の見解によれば、この段階における最も合理的な作業プロセスとは、

技術的矛盾の原因の除去方法の探究を、次の順序で進めるものである。

1. 典型的解決法(原型)の研究

 a) 自然的(自然の中に存在する)原型の応用

 b) 他の技術分野の原型の応用

2. 次の各部の変更によって

  解決をもたらす新たな方法の探求

 a) システムの範囲内における変更

 b) 外部環境における変更

 c) 隣接システムにおける変更

この順に従うと、考察は単純なものから順次複雑なものへと進んで行き、

これによ って最小限の労力と時間で正しい解決を得ることが可能となる。

操作段階を成功裏に遂行する上で不可欠な資質は、

自然に関する豊かな知識、観察 力、隣接技術分野に関する知見、

実験技法を駆使し得る能力である。




Ⅲ. 総合段階

1. システムの変化から必然的に帰結する変更の導入

2. システムの変化が必然的に伴う使用方法の変更

3. 原理の他の技術課題の解決への応用する可能性の検討

4. 発明の評価

上に輪郭を示したスキームは、

経験を積んだ高度に熟練した発明者による

創 造的活動についてのみ当てはまるという点を指摘しておく必要がある。

かけだしの発 明者の場合は、

通常、個々の判断に十分な論理的整合性が欠けており、

偶然性、まぐ れ当たり等々が大きな役割を果たしている。

これとは逆に、過去の偉大な発明者は高 水準の創造技能に達していた場合が多い。

実践こそが 発明的創造の心理学の最終目的であるからである。

認識された法則性は、発明活動の 科学的方法論の開発に利用されなければならない。



<具体的な研究開発について>

ハイパーソニック・エフェクト

川辺で、電車の通過による「振動・音の変化」を観察しています。
環境音(川の流れ・・)の影響が興味深い音の変化を示します。
人間(耳、顔、皮膚・・・・)による
音・振動・・・の受信と
装置(デジタルカメラのマイクとパソコンのスピーカー・・)
による受信・録音・再生が
大きく異なる場所・状態を多数見つけました
音(電車、川、鳥、虫・・・)  に関する複雑な現象だと思います








 
 

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セミナー:超音波とファインバブル(マイクロバブル)による洗浄技術

2019-04-03 14:48:25 | 超音波システム研究所2011

セミナー:超音波とファインバブル(マイクロバブル)による洗浄技術

~接着・接合・表面処理のための
金属・樹脂部品の表面改質・精密洗浄に役立つ~
超音波とファインバブル(マイクロバブル)による洗浄技術の基礎と
導入・改善・トラブル対策のポイント 【デモ付(撮影OK)】

超音波・ファインバブル洗浄は数々のメリットを有する洗浄方法ですが、
一方で効果を発揮するには様々な要点を抑える必要があります。
本講座では超音波システム研究所の斉木が、
デモンストレーションや具体事例を交えながら
超音波洗浄のノウハウを解説します。

超音波システム研究所は、
下記の通り超音波セミナーを行います。

タイトル
「超音波とファインバブル(マイクロバブル)を利用した洗浄技術」

講師 超音波システム研究所 代表  斉木 和幸

受講対象
化学製品・医薬品、医療機器、自動車、精密機械、電気・電子機器・・
の製造企業の研究開発部門・製造部門・品質保証部門・・
の方の役に立つ説明を行います

日時:2019年4月9日(火)10:00~17:00

主催 株式会社 テックデザイン https://tech-d.jp/

受講料: 1名29,980 円(税込/テキスト付)

会場:会 場: テックデザイン会議室(東京 門前仲町駅)
orリファレンス西新宿(東京 新宿駅)

詳細・申し込み:https://tech-d.jp/chemical/seminar/show/3904

プログラム

Ⅰ.超音波・ファインバブル(マイクロバブル)に関する
基礎知識と発生メカニズム
1.超音波の基礎
2.超音波振動の伝搬現象
3.ファインバブル(マイクロバブル)

Ⅱ.超音波・ファインバブル(マイクロバブル)による
洗浄方法とそのメリット
1.洗浄の基礎
2.物理作用・化学作用・相互作用
3.ファインバブルのメリット

Ⅲ.超音波洗浄装置開発ノウハウ
1.水槽・振動子の設置方法
2.マイクロバブル発生液循環システム

Ⅳ.簡易機器を使用した、デモンストレーション
1.ファインバブル(マイクロバブル)の観察
2.超音波の音圧測定

 

 

Ⅴ.洗浄の具体的適用例
1.洗浄効果実績のある超音波洗浄装置の具体例
2.洗浄水槽の設計
3.超音波シャワー洗浄
4.洗浄の問題解決テクニック

Ⅵ.実際の洗浄工程における導入・改善・トラブル対策のポイント
1.トラブルシューティング
2.超音波・洗浄に関する管理方法

<本講座での習得事項>
1.ファインバブルを利用した洗浄液の開発技術
2.ファインバブルを利用した超音波制御技術
3.洗浄物の(数量、材質、洗浄レベル……)
音響特性に合わせた超音波洗浄技術

<講義概要>
機械製品の製造において、洗浄は接着・接合・表面処理などの
後の工程を機能させるために必要不可欠です。
特に精密機器においては、
洗浄の技術レベルが製品の精度に直結するといっても
過言ではない重要性を有しています。
中でも近年急速に普及が進んでいる
超音波・ファインバブル(マイクロバブル)洗浄は、
溶剤・洗剤の使用量が少なく大規模なスペースを必要としない、
一度に多数の製品を洗浄できる、
適用対象次第では水のみで十分な洗浄効果を有するなどといった
メリットを持っています。
しかしながら超音波の特性上、
適切に使用しないと洗浄ムラが発生する、装置の大規模化が難しい
などといったデメリットも有しており、
使用には適切な知識が必要とされます。
また、超音波・ファインバブル(マイクロバブル)による洗浄技術自体も、
進歩の大きい分野です。
洗浄対象(樹脂、鉄鋼、ステンレス、ガラス、セラミックなど)の
表面弾性波によるメガヘルツの超音波伝搬現象を利用することで、
目的に応じた超音波洗浄の最適化が可能となります。
この技術は超音波洗浄のほか、
洗浄液・加工油・めっき液の均一化においても効果を発揮します。
本講座では超音波・ファインバブル(マイクロバブル)洗浄の基礎や
導入・改善・トラブル対策のポイントに加え、
前述の最新の超音波洗浄技術について、
その開発者(斉木)が
デモンストレーションを交えて解説します。

 

<備考>
実際に超音波洗浄を経験していると理解の助けとなります。
(メガネの超音波洗浄器でも十分です)
デモンストレーションの動画・写真撮影が可能です。
(撮影機器をご持参いただくと便利です)

 

 

 

<<超音波実験動画・スライド>>

動画

マイクロバブル発生液循環装置

https://youtu.be/VS1QnCN-Vqg

https://youtu.be/0PZxGVP2MYk

https://youtu.be/osTzNeVYVJg

https://youtu.be/-5b1x_WQls0

https://youtu.be/jtbt0kwsixM

https://youtu.be/69LwTBvW-cc

https://youtu.be/IgcRVQB0AOk

https://youtu.be/7GxNBGe1hnA

https://youtu.be/Nm-YV7Qug64

https://youtu.be/acSig8EPamM

https://youtu.be/0dmv8ywCIaQ

https://youtu.be/p1UmvhOpLoo

 

スライド

音圧測定解析システム

https://youtu.be/K6Got1Xxn8I

https://youtu.be/JS-gxa3k6lQ

https://youtu.be/a5aQEDQ9bZY

https://youtu.be/UyFLhmb7ygA

https://youtu.be/LP0tK1O-J2I

https://youtu.be/J6k02v-GzBk

https://youtu.be/ZjR03l74t9I

https://youtu.be/2VEbqn2Axu0

 

超音波発振制御プローブ

https://youtu.be/kpXMW4rh8Ds

https://youtu.be/sBnqRoAkoeo

https://youtu.be/EWy6yVCAWUw

https://youtu.be/0elMFD0JsE8

https://youtu.be/Fy4T54sle_A

https://youtu.be/3fUzv5YPjaE

参考

超音波による「金属部品のエッジ処理」技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=2894

超音波洗浄ラインの超音波伝搬特性を解析・評価する技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=2878

 

2019.4.3 現在、参加者が少ないようです

これまでにない内容(ノウハウ)を紹介するつもりですが

このような具体的な事項は望まれていないのかもしれません

企業での個別セミナーでは評価されていましたので

一般的なセミナーで試してみたいと考えました

今後は、一般的なセミナーを行うつもりです

マイクロバブルと超音波の利用ノウハウについて

興味のある方は参加してください

 


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超音波システム研究所

2019-04-03 14:34:54 | 超音波システム研究所2011

超音波システム研究所は、
 小型のギアポンプによる
 脱気・マイクロバブル発生装置を利用した
 「音響流の制御技術」を開発しました。

-今回開発したシステムの応用事例-
 音響流とキャビテーションの最適化による超音波洗浄
 音響流制御による超音波分散
 音響流による伝搬周波数の変化を利用した化学反応の制御
 音響流とマイクロバブルによる表面改質
 音響流を利用した金属加工への応用技術
 音響流によるメガヘルツのシャワー洗浄

  

<<参考>>

超音波の非線形現象(音響流)をコントロールする技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1996

小型ポンプによる「音響流の制御技術」
http://ultrasonic-labo.com/?p=7500

超音波の「音響流」制御による
「表面改質技術」
http://ultrasonic-labo.com/?p=2047

「流水式超音波システム」
http://ultrasonic-labo.com/?p=1258

超音波の組み合わせ制御技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=7277

 

  
 
 
 

 

 
 

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超音波システム技術 Supersonic wave System technology

2019-04-03 14:33:56 | 超音波システム研究所2011

超音波システム技術 Supersonic wave System technology


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超音波洗浄器を利用した超音波伝搬技術 Supersonic wave System technology

2019-04-03 14:33:32 | 超音波システム研究所2011

超音波洗浄器を利用した超音波伝搬技術 Supersonic wave System technology

超音波システム研究所は、
 充電式超音波洗浄器(50kHz)と
 治工具(樹脂容器、ガラス容器、ステンレス容器・・)を利用した
 超音波制御技術に関する実験動画を公開しています。

超音波伝搬状態の変化を
 超音波テスターで測定・解析します。

音圧測定装置:超音波テスターの特徴(標準的な仕様の場合)

  *測定(解析)周波数の範囲
   仕様 0.1Hz から 10MHz
  *超音波発振
   仕様 1Hz から 100kHz
  *表面の振動計測が可能
  *24時間の連続測定が可能
  *任意の2点を同時測定
  *測定結果をグラフで表示
  *時系列データの解析ソフトを添付

超音波プローブによる測定・解析システムです。
 測定したデータについて、
 位置や状態と、弾性波動を考慮した解析で、
 各種の音響特性として検出し
 目的に合わせて、応用(制御)します。


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超音波システム研究に関する動画・スライドを投稿しています ultrasonic-labo

2019-04-03 12:01:13 | 超音波システム研究所2011

 

IMG_0162

https://youtu.be/iVnEqzmXhYQ

https://youtu.be/5_B6qPEvrMI

https://youtu.be/7Ab8Dpp6ZYs

IMG_0198

間接容器と定在波による
音響流とキャビテーションのコントロール
http://ultrasonic-labo.com/?p=1471

超音波を利用した、「ナノテクノロジー」の研究・開発装置
http://ultrasonic-labo.com/?p=2195

ナノレベルの攪拌技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=1066

「超音波の非線形現象」を目的に合わせてコントロールする技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=2843

IMG_5263

磁性・磁気と超音波(Ultrasonic and magnetic)
http://ultrasonic-labo.com/?p=3896

アルミ箔の超音波分散
http://ultrasonic-labo.com/?p=5550

20100129a

超音波攪拌(乳化・分散・粉砕)技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=3920

超音波キャビテーションの観察・制御技術
http://ultrasonic-labo.com/?p=10013

IMG_0155

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<超音波システム研究所 ultrasonic-labo>

2019-04-03 07:16:05 | 超音波システム研究所2011
超音波とマイクロバブルによる表面改質(応力緩和)技術
超音波システム研究所は、
超音波の伝搬状態に関する、計測・解析・制御技術を応用して、
超音波専用水槽による表面付近の残留応力を緩和する技術を開発しました。


http://ultrasonic-labo.com/?p=5413
















 
 

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