映画の感想など・・・基本的にネタばれです。
しづのをだまき
【映画】火の鳥 (手塚治虫原作)
1978年 東宝 137分 原作 手塚治虫 監督 市川崑 出演 草刈正雄 大滝秀治 江守徹 仲代達矢 大原麗子 草笛光子 高峰三枝子 風吹ジュン 由美かおる 木原光知子 ピーター カルーセル麻紀 林隆三 伴淳三郎 尾美としのり 加藤武 沖雅也 田中健 若山富三郎 松江テルサ7階ドームシアターにて2月27日(土)鑑賞
1978年、封切の当時は海外に住んでいたので、この映画が出来たことも知らなかった。手塚治虫の原作マンガも読んでいないし、日本の神話に「火の鳥」というものがあるかも知らない。で、これは一応見ておかなくては、と劇場に足を運んだ。
日本が統一される以前の、熊襲と大和朝廷の戦いとか、騎馬民族による襲撃とかが背景になっている。おぼろげな知識をもってしても、ずい分大胆な改変があるようだ。
卑弥呼とスサノオが姉弟なんて設定もある。アメノウズメノミコトも出て来る。
ところどころアニメが入る。やはりこの物語だとすべてアニメの方がしっくりしたのではないか。映画もタネ切れになって、このような苦し紛れの企画も飛び出したのか。
キャストは尾美としのり(12歳)がデヴュー、ピーターやカルーセル麻紀が美貌の盛りであり、沖雅也も健在だった。ピンクレディーの「UFO」を狼が唄い踊るのも1978年らしい。
しかし日本という国がその始まりに於いてこうも戦いに明け暮れて血なまぐさいものだったかと思うと暗澹たる思いに駆られる。
同名の中国映画「火の鳥」(1997年)は少数民族の舞踊家が主役。
日本では伊藤整原作の「火の鳥」(1956年)こちらは新劇女優が主役。
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漫画はシリーズ物で3冊持っています。未だ捨て難いといったところです。