好き嫌いなく何でも食べるが、その態度は映画にも通じる。
とはいえ、特に好きなものの場合、自然と見る機会が増える。
(1位の成瀬巳喜男とウディ・アレンがそうだ)
今回は監督に焦点をあててみた。数字は見た回数。
1 邦画(延べ1200本中)
成瀬巳喜男 66
小津安二郎 36
市川崑 36
川島雄三 35
黒澤明 33
木下恵介 26
野村芳太郎 23
その他 . . . 本文を読む
血液型(O)の示す通り、ズボラ・大まかな性格だとずっと思っていたが、最近映画鑑賞記録に対して「?!」とか、「マメだなぁ~」とかいう反応があった。「マメ」だなんて、石田純一に代表されるドンファンにつきものの形容で、スキャンダラスである(と感じるのも過敏だろうか)。どうでもいいようなものだが、何故「マメ」と言われてしまったかと、しばし考え、思い当たったのは、「とりあえず何でも記録しておく」という性癖だ . . . 本文を読む
他の人たちに意味がないとは承知の上、でも一度しておきたくて、自分の人生と見た映画の本数の変遷を数字で確かめて見た。年代によりはっきりとした区分ができる。
環境の悪い時は隠忍自重、よくなったら早速見始めるという、適応性もしくは日和見主義があるように思うが、どうだろう。(3月9日付記)
1 ー1968(先史時代) (日記帳が無い)
2 1969-80(氷河期) 年平均 16本 ( . . . 本文を読む
私にとってEXCELは全く未知の世界である。相方は、これほど便利なものはないと計算能力を絶賛している。私は、日常の計算なら大抵は筆算またはソロバンで十分と思っている、が今回は見直した。8列からなる5000行あまりの表も、「ソーティング」機能を使うと、一瞬にして再配列する。こんなことは世の中では常識になっているのだろうが。
これが人間だとしたら、今どき北朝鮮ででもなけりゃ「ピー」という笛一つでは、 . . . 本文を読む
2月13日に亡くなった市川崑監督について「余録」を含め毎日新聞の記事を3つ読んだが、どれもいまひとつ物足りない。4つ目に佐藤忠男の文を読んで(今朝の毎日。松江は夕刊がない。掲載日は土地により違うかも知れない)ようやくわが意を得た思いがした。「プーサン」「おとうと」の2作品や、妻の和田夏十(わだ・なっと)との公私にわたる麗しい関係に、故人から直接聞いた逸話も書いている、いつもながら目配りの利いた歯切 . . . 本文を読む
ここ数か月、過去30年あまりの映画鑑賞記録を、PCで整理するのに忙殺?されていた。
鑑賞年月日・制作の年と国・作品名・監督・主要出演者2人を一覧表にする。
これまで手帳等のメモにはこのうち年月日と作品名、代金、会場しか書いてないので、「ぴあシネマクラブ」を繰ったり(字が小さく虫眼鏡が必須)、ネット検索したり、それでもないのが1~2割くらいあり、日記帳に当たったり、最後にかび臭いチラシをひっぱり . . . 本文を読む
2007年 日本 監督 大澤豊 出演 田丸麻紀 高橋和也
鑑賞@松江スティックビル 上映時間 123分
いまの憲法を作るのに大きな働きをした学者の半生を描いた映画。啓発、啓蒙映画ではあるけれど、一応この町で上映される映画は見のがせないので、それに会場も初めてなので、見物がてら出かける。
主人公鈴木安蔵(1904~1983)初めて聞いた名だけれど、私自身の父と同じ年に生まれ、ほぼ同じ期間、約 . . . 本文を読む
2007年 日本 123分 原案・脚色・監督 錦織良成出演 橋爪遼 柳沢なな 鑑賞@松江テルサ 08/1/27島根県雲南(うんなん)市の高校3年生鉄郎。卒業を控え、母は入院中だし、幼馴染の同級生・多賀子との間は進展しない。教師は、「お前達は、ふるさとの本当のよさを分かっているか?」と問いかける。何の変哲もないゆったりとした生活の中で、人が生まれ、病み、死に、恋し、結婚し、出て行き、帰ってくる。大き . . . 本文を読む
2007年 日本 132分 監督・脚本 山田洋次 出演 吉永小百合 浅野忠信 阪東三津五郎 原作 野上照代 鑑賞@松江SATY
「母べえ」というタイトルが変だと思うが、始まるとすぐに由来が分かる。
「母べえ」と言うタイトルは、お母さんをそんな風に呼んだ、極めて知的な家庭にある独特のユーモアが、作品全体にあふれた感じの映画になればいいなぁと。そのユーモアで、大声を上げて笑ったり、涙ぐんだりしな . . . 本文を読む