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私のBianca

びあんか(bianca,bianco,bianchi)といえば琵琶湖の観光船、モロッコの町、現象氏の自転車(ビアンチ号)河内小阪のパスタ店、イタリア映画「ぼくのビアンカ」アニメ「ビアンカの大冒険」などいろいろありますが、私にとっては次の2つがとくに大事です。
 
1.萩尾望都の「ビアンカ」
2.ビアンカ・ビネンフェルト
 
1.萩尾望都(少女マンガ家)の初期短編。
  主人公は女性の画家で、彼女の創作意欲の根源にあるのは一少女。
  自然と女性の深い関りを暗示し、とても20才の作品とは思えません。
 
2.は、実在の人物で、ボーヴォワールの自伝「女ざかり」の中で、
非常に印象的だった少女です。ユダヤ人の金持ちの娘でした。
 
ナチスの迫害の中で、親戚や友人がひどい目にあっていて
「こんな時に、笑ったり、勉強したりできるでしょうか?!」
と訴える場面が2行だけなのに、忘れらない迫力。
 
後になって、ビアンカ・ランブランとなった彼女が
サルトルとボーヴォワールの死後出版した
悪口本を読むと幻滅(二人にではなく彼女に)しましたが。
 
→「ビアンカ・ランブラン」 09-04-18
→「ボーヴォワールとサルトルに狂わされた少女時代」21-01-31
→「司馬遼太郎記念館」07-07-07
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