コツコツと自らの力で・・・

家族の病気に対してその意味を大事にしてこれからの人生、生き方に生かしていこうと言う想いで生活している。永く家族の介護に携わった人が言っていた『人生は長く生きればいいというものではない、深さも大事ではないか』という言葉が心に響いた。長く一緒にいたいと思うがそれだけではなく深さが大事だと思う。看護学生の頃、白血病で亡くなっていく子供と関わりその子が短い人生の中で一日一日を一生懸命に生きていく姿を思い出す。その姿は深く濃く凝縮された時間が流れているようだった。

家族の病気に関しては、食生活を変えたり生活内容を見直したり自らの力＋今まで培ってきたスキルを活用して関わって行こうと思っている。そしてそれが今回病気になった事の課題でもあると感じている。どうも最近は便利なものがあるとそれを活用して一気に治したいと言う傾向があるようだが今回の出来事は自らの力を使っていく事が重要だと感じている。こういった事を話しても理解してもらえなかったすると残念に思う。

このような生活スタイルに変えて方向性が見えてきたように感じている。それで少し安心しまた忙しかったせいもあり風邪でダウンしてしまった。そういう私を気遣いそれぞれが自らの力を活用して食事療法等を続ける家族の姿を見ると尊敬の想いが湧いてくる。

人間は色々と困難な局面に立つと今までとは違った面（質・能力）を出して活用するのだという事を実感する。