吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

軽トラ車検

2021年06月23日 | 

軽トラの車検を通してきました。

今回の整備メニューは

  • 全ブレーキのパッド、シュー交換
  • ヘッドライト交換
  • ドライブシャフトブーツ左右外側交換

車検が切れて3ヶ月ほど。ワンボックスで軽トラの仕事をカバーしようと考えていたのだ。

プラダン(ダンボール構造のプラスチック製シート)で荷室が汚れないようにしてみたのだが、やっぱり使い勝手が悪い。
伐った木だのは積みにくいに下ろしにくいし。

ちょっと時間が出来たので軽トラ復活プロジェクトスタート!

ヘッドライトは交換の必要は無かったのだが、個人的嗜好として黄色にしたかった。
球切れで交換の必要が出た時に換えようと思っていたのだが、個人的経験としてヘッドライトの球切れは37年の自動車所有歴に於いてたった一度、レギュレーターが壊れて電圧が異常上昇した時だけ。
ヘタをすればこの先の人生で経験出来ないかも知れない。
よって交換!

色温度2400ケルビンはかなり黄色で良い感じ。

まずはフロント側から着工。

ディスクブレーキパッド交換は簡単。手が汚れたので写真ナシ。
ハイゼットはソリッドディスク。
ちなみにスバル・サンバーは550cc時代からベンチレーテッドディスク(高級)。
組む時にブレーキのピストンを押し込む、専用道具があるのだが仕事で使うクランプでも可。

左ドライブシャフトブーツが破れていた。ここはチェックを受けやすいところだから誤魔化し不能。
ドライブシャフトブーツは普通ここが破れる。
デフ側(内側)は高い位置にあるし、ステアリング操作の影響を受けないので傷みにくいのだ。

切る!

掃除する。

ブーツキット付属のグリスを詰め込んだら、箱のふたがグリスガードという作業補助具になっている。
ブーツの差し込み部分にグリスが付くとマズいということらしい。

こういう分割式ブーツが一般的。少々お高いが作業性は圧倒的!
今回のやつはゴム製でジョイント部にバネが鋳込んであって、はめ込むだけ。
赤いチューブは接着剤じゃなくて潤滑剤だって。

いままで使った分割ジョイントは樹脂製、ゴム製、ともに接着式。
さらに接着式には使い捨てカイロ的なもので温めるタイプもある。

後ろブレーキのドラムを外すのは結構面倒くさい、36mmのデカいナットを外すのだが、以前ラチェットレンチでやったらギアを飛ばしたことがある。
今はソケットを900mmのパイプレンチで回す!

自動調整とピンの抜け止めリング(スナップリングじゃなくて、生鉄を締めるヤツ)が面倒。
左右ともトレーリング側ピストンが固着気味だったので直した。

車検場近くのテスター屋で事前にヘッドライト光軸の調整をしただけで車検は無事通過。
車検に行く度に書類が少なくなって、サービスが良くなっている気がする。
帰ってきて荷台に板を敷いてシートを掛けてこれで雨でも大丈夫。

この十数年で部品の入手は本当に容易になりましたね。
昔は部品商から買わないといけなかったのが、通販で安く手に入る。
パーツカタログが無くても部品の検索サイトで探せるようになったし。
それでも時々情報不足で誤発注はあるのだけどね。


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