吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

ふるさと祭り

2008年04月20日 | 地域のこと
今日は、町のイベント「ふるさと祭り」でした。
正直言って、今までこの種のイベントには一度たりとも参加したことはありません。
最近テレビで見かけないコメディアン、演歌歌手、ヒーローもののショー、それに屋台など…、まあ、田舎のイベントなんてどこでもこんなパターンですし、興味もありませんでしたから。

でも、今年は地区長、運営側として参加せざるを得ませんでした。
会場の体育館に地区の席のセッティングをして待っても僕の地区の人は誰も来ません。他の地区ではかなりの盛況のところもあります。
僕の地区はペンション、レストランなどの接客業が多く、日曜はダメな人が多いのです、また、都会からの移住者も多いのですが、都会人はそのテのイベントには冷淡なのですよね。
実際、近所の人や同役の人に訊いても、皆、行った事が無いのでわからないという答えでした。

初めて参加してみて、思っていたよりはるかに多くの人出があったのには驚きました。
進歩的な人たちからは、公費のムダ使いの象徴のようにいわれるイベントで、僕もそちら寄りの意見だったのですが、楽しみにしている人もずいぶんいるのだということを目の当たりにすると認識を改める必要がありそうです。

地区長なぞをやらねば、触れることがなかったかも知れない世界でしたが、結構面白かったです。
戦隊ヒーローものもよくまとめてあったし、古い芸人さんや演歌歌手も、どん底を知っている人間特有の雰囲気が見られて改めて感心しました。

たしかに税の使い道として再考されるべきイベントでしょうが、それを楽しみにしている人たちが現にいて、老人から子供までが気軽に参加できるというのは確かです。
無下に否定すべきではありません。
このイベントの方式が悪いとして、では代案を出せるだろうかと考えると、これはまた実に難しいです。
仕事柄、市民向けのクラシックやパイプオルガンコンサートに関わったことがありますが、残念ながら演歌歌手ほどの成功はしていません。

なによりも思ったのは、自分の価値観に合わないことでも、実際に体験するなりして確認してからでなければ安易に否定、批判すべきではないということです。

う~む…。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
よっ 地区長! (しまりす)
2008-04-21 02:24:15
自分の価値観に合わないことに
見向きもしなかった私・・・
反省し最近は少し考えが柔軟になってきましたが まだまだです

お祭りは好きです
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ムリなことはムリでヨシ! (ひろなん@風琴屋)
2008-04-21 08:54:37
しまりすさん、ようこそ!

元来、集団行動を嫌う僕は、イベントへの参加そのものが非常に苦手です。
価値観に合わないことくらいまでは何とか対応できますが、主義や信条に合わないことはさすがにできません。(集団風俗行きとか?)

あなたのように外国に住んでいると価値観の壁は多いでしょうね。
日本の田舎のシキタリにも、外国の習慣以上に驚かされる(閉口する)ことがあります。

まあ、ムリなものはムリで良いと思います。
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Unknown (うりぼう)
2008-04-22 12:24:22
お祭り、お疲れさまでした!!
役員さんは本当に大変だったと思います。

私は7区の席に義父と座って楽しませていただきました。
いつかは私も役員として
参加しなければならない時が来るのかなぁと感じつつ・・・

ところで、今日北杜市ケーブルテレビを何気なく観ていたら、
神楽の特集(?)か何かで
ひろなんさんのお子さんたちのインタビューが出て
ビックリしました~!
神楽もやっているんですね~!スゴイっ!!
うちの子たちも大きくなったら
お祭りで浦安の舞をやりたいって言ってました♪
伝統芸能に触れるって大切ですよね!

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あの日は (ひろなん@風琴屋)
2008-04-22 23:35:26
うりちゃん、ようこそ!

考えてみれば、リアルで会うのはずいぶん久し振りでしたね。

役員といっても10区はほんとうに参加者が少なかったので、大したことはありませんでした。

お神楽のインタビューは、とんさんの方が出たのかな?それとも両方?
あの時、りーちゃんはもうやりたくないって言ったんですよ。
例によって、ケーブルはおろかテレビそのものを観ていないので(持ってはいます)、わからないんですけど。

あの日は白州での「憲法9条ミュージカル」の練習を中抜けしてお神楽を舞ったんですよ。
あわただしかった!
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