吉倉オルガン工房物語

お山のパイプオルガン職人の物語

今年のアシナガバチの巣

2011年07月08日 | 思うこと

伊那の仕事場の草刈りに行って来ました。

倉庫のシャッターの脇に置いてあるごっつい馬(鳥居みたいな形の作業台)の横木の下
にアシナガバチが巣を作っていました。大型のセグロアシナガバチでしょうか。
シャッターを開けると3匹が巣から飛び出して来ました。

むっ、ヤルのか?
言っておくがこのところ重肉体労働続きでオレの筋肉は活性化しているゼ。
飛行速度の遅いアシナガの10匹程の巣なんぞ簡単に全滅出来るゼ。

その3匹は僕の周りを3回程回ると巣に戻りました。
どうやら敵ではないと判断したらしい。
まあね、イケメンですからワタシ。昆虫的になっ。
なにしろ相手はすべてメス、ふふ~んってものです(どういうこっちゃ)。
シャッターを開けて出入りしてももう偵察さえ出て来ません。

敵対しないというのなら戦う必要はない。
夏の短いこのあたりではアシナガの巣はそう大きくはならないのです。
それに風がよどむ谷筋で、農薬の滞留効率が良いらしく、例年観察しているのだけど散
布後はかなり苦しいようです。人間もだけど。
苦しく限られた日々を生きるが良いぞ。

例年レンジフード下に巣を作っていたのですが、いつの間にか全滅していたものです。
多分ヒメスズメバチあたりに襲撃されたのでしょう。
レンジフード下はコガタスズメバチが巣を作ったこともあり、ハチには人気のようですが、
それゆえ狙われ易かったのかも知れません。

巣の付いた馬を少し移動しました。特に警戒部隊も出て来ません。
ふん、わかってんじゃん。
人間の動線から外した方がニアミスが起きにくいので。シャッターのすぐ脇じゃ出入りの
度に緊張するからね、お互い。
雨のかかりにくい軒の下の方が良いか。
動かせるものに巣を作ってくれるとこちらも助かります。
ハチなんてヤツとは距離を取って互いに干渉することの無い付き合いが良いです。
愛ある無関心ってところです。

家に帰って翌朝、数か所蚊に食われていました。
まあね、イケメンですからワタシ。昆虫的になっ。


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